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花盛
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はなざか
ふりがな文庫
“
花盛
(
はなざか
)” の例文
「ここから、あちらに
見
(
み
)
える
丘
(
おか
)
を
越
(
こ
)
してゆくと、いま、りんごの
花盛
(
はなざか
)
りです。それは、いい
香
(
にお
)
いがしています。」といいました。
北海の波にさらわれた蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
李
(
すもゝ
)
は
庭
(
には
)
から
背戸
(
せど
)
へ
續
(
つゞ
)
いて、
小
(
ちひ
)
さな
林
(
はやし
)
といつていゝくらゐ。あの、
底
(
そこ
)
に
甘
(
あま
)
みを
帶
(
お
)
びた、
美人
(
びじん
)
の
白
(
しろ
)
い
膚
(
はだ
)
のやうな
花盛
(
はなざか
)
りを
忘
(
わす
)
れない。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
年輩
(
ねんぱい
)
も、たしか
命
(
みこと
)
はその
時
(
とき
)
御
(
おん
)
二十四、
姫
(
ひめ
)
は
御
(
おん
)
十七、どちらも
人生
(
じんせい
)
の
花盛
(
はなざか
)
りなのでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
猿
(
さる
)
ヶ
石
(
いし
)
の渓谷は土
肥
(
こ
)
えてよく
拓
(
ひら
)
けたり。路傍に石塔の多きこと諸国その比を知らず。高処より展望すれば
早稲
(
わせ
)
まさに熟し
晩稲
(
ばんとう
)
は
花盛
(
はなざか
)
りにて水はことごとく落ちて川にあり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
今日
(
けふ
)
ならではの
花盛
(
はなざか
)
りに、
上野
(
うへの
)
をはじめ
墨田川
(
すみだがは
)
へかけて
夫婦
(
ふうふ
)
づれを
樂
(
たの
)
しみ、
隨分
(
ずいぶん
)
とも
有
(
あ
)
る
限
(
かぎ
)
りの
体裁
(
ていさい
)
をつくりて、
取
(
と
)
つて
置
(
お
)
きの一てう
羅
(
ら
)
も
良人
(
おつと
)
は
黒紬
(
くろつむぎ
)
の
紋
(
もん
)
つき
羽織
(
ばをり
)
、
女房
(
にようぼう
)
は
唯
(
たゞ
)
一
筋
(
すぢ
)
の
博多
(
はかた
)
の
帶
(
おび
)
しめて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
森
(
もり
)
は
胡桃
(
くるみ
)
が
花盛
(
はなざか
)
り
鸚鵡:(フランス)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
馬鈴薯畑
(
じやがいもばたけ
)
の
花盛
(
はなざか
)
り。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
盛
常用漢字
小6
部首:⽫
11画
“花盛”で始まる語句
花盛劇楓葉