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緑門
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アーチ
ふりがな文庫
“
緑門
(
アーチ
)” の例文
昨夜
(
さくや
)
以來
(
いらい
)
我
(
わが
)
朝日島
(
あさひじま
)
の
海岸
(
かいがん
)
は、
手
(
て
)
の
及
(
およ
)
ぶ
限
(
かぎ
)
り
裝飾
(
さうしよく
)
された。
大佐
(
たいさ
)
の
家
(
いへ
)
は
隙間
(
すきま
)
もなく
日
(
ひ
)
の
丸
(
まる
)
の
國旗
(
こくき
)
に
取卷
(
とりま
)
かれて、
其
(
その
)
正面
(
せうめん
)
には、
見事
(
みごと
)
な
緑門
(
アーチ
)
も
出來
(
でき
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『が、それは
何
(
ど
)
うでも
可
(
い
)
いとして、
緑門
(
アーチ
)
も
皆
(
みん
)
な
競技場
(
グラウンド
)
の
此方側
(
こつちがは
)
から
何處
(
どこ
)
かへ
行
(
い
)
つて
了
(
しま
)
うかしら』と
愛
(
あい
)
ちやんは
思
(
おも
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
高く枝を交へた、五六百年も経た樹木は、葉の
緑門
(
アーチ
)
を造つて、その隙間から此処彼処に日光を漏らしてゐました。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
町の角々に杉の葉を結びつけた
緑門
(
アーチ
)
が立ち、表通りの商店に紅白の幔幕が引かれ、国旗と提灯がかかげられ、新聞の第一面に読みにくい漢文調の祝辞が載せられ
花火
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
緑門
(
アーチ
)
の下には新しき夫婦が立っている。すべての夫婦は新らしくなければならぬ。新しき夫婦は美しくなければならぬ。新しく美しき夫婦は幸福でなければならぬ。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
やがて見事な大樹が双方から
掩
(
おお
)
い
被
(
かぶ
)
さって、自然の
緑門
(
アーチ
)
を
拵
(
しつら
)
えた見上げるような大玄関へ着くと、昔ながらの金筋いかめしい仕着せの召使が、壮麗な応接間へ導いてくれる。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
女王樣
(
ぢよわうさま
)
が
宣告
(
せんこく
)
せられた
人々
(
ひと/″\
)
は、
數多
(
あまた
)
の
兵士
(
へいし
)
に
依
(
よ
)
つて
禁錮
(
きんこ
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れられました、
兵士
(
へいし
)
は
勿論
(
もちろん
)
これを
爲
(
な
)
すためには
緑門
(
アーチ
)
を
形造
(
かたちづく
)
つてることを
止
(
や
)
めねばなりませんでした
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それは
隅
(
すみ
)
から
隅
(
すみ
)
まで
數多
(
あまた
)
の
畦畝
(
うね
)
になつて
居
(
ゐ
)
ました、
其球
(
そのボール
)
は
生
(
い
)
きた
針鼠
(
はりねずみ
)
、
槌
(
つち
)
は
生
(
い
)
きた
紅鶴
(
べにづる
)
で、それから
兵士等
(
へいしら
)
は二
列
(
れつ
)
になつて、
緑門
(
アーチ
)
を
造
(
つく
)
る
爲
(
ため
)
に
手
(
て
)
を
擧
(
あ
)
げ
足
(
あし
)
を
欹
(
そばだ
)
てました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
“緑門”の意味
《名詞》
木材に杉や檜の青葉で装飾した門。祝賀などで使用される。アーチ。
(出典:Wiktionary)
緑
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“緑”で始まる語句
緑
緑色
緑青
緑玉
緑葉
緑雨
緑林
緑金
緑蔭
緑宝玉