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献
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あ
ふりがな文庫
“
献
(
あ
)” の例文
旧字:
獻
乳母 ま、
名譽事
(
めいよごと
)
といの! わしばかりが
乳
(
ちゝ
)
を
献
(
あ
)
げたので
無
(
な
)
かったなら、
其
(
その
)
智慧
(
ちゑ
)
は
乳
(
ちゝ
)
から
入
(
はひ
)
ったとも
言
(
い
)
ひませうずに。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
聖天様
(
しょうでんさま
)
には
油揚
(
あぶらあげ
)
のお
饅頭
(
まんじゅう
)
をあげ、
大黒様
(
だいこくさま
)
には
二股大根
(
ふたまただいこん
)
、お
稲荷様
(
いなりさま
)
には油揚を
献
(
あ
)
げるのは誰も皆知っている処である。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
善吉は
注置
(
つぎお
)
きの猪口を飲み乾し、手酌でまた一杯飲み乾し、杯泉でよく洗ッて、「さア
献
(
あ
)
げるよ。今日ッきりなんだ。いいかね、器用に受けて下さい」
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
一ツ
離
(
はな
)
して
献
(
あ
)
げるのも異なものですから二つともに進じましょう、というのでついに二つとも
呉
(
く
)
れた。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
政「親方何にも有りませんが、一口
献
(
あ
)
げて兄弟同様の
誼
(
よし
)
みを結びとうござりまする」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
江の島見物の旅人たちが、なにがしかの
賽銭
(
さいせん
)
を
神楽料
(
かぐらりょう
)
として
献
(
あ
)
げるたびに、この社家にいる一人の若い
巫女
(
みこ
)
が、白の
綸子
(
りんず
)
の小袖に
緋
(
ひ
)
の
袴
(
はかま
)
をつけて、舞楽殿で
湯立舞
(
ゆだてまい
)
の一節を舞うのであった。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
私
(
わし
)
かね。私は大屋の
者
(
もん
)
ですが、
爰
(
ここ
)
の登記役場の書記に出ていやすよ。私も海の口へはまだ引越して来たばかりで。これからは
何卒
(
どうか
)
まあ君等にも御心易くして
貰
(
もら
)
わにゃならん——さ、一杯
献
(
あ
)
げやしょう」
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
御神燈
(
ごしんとう
)
献
(
あ
)
げろ
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「吉里さん、
献
(
あ
)
げるよ、献げるよ、私しゃこれでもうたくさんだ。もう思い残すこともないんだ」と、善吉は猪口を出す手が
戦
(
ふる
)
えて、眼を
含涙
(
うるま
)
している。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
ヂュリ わしの
誓言
(
ちかひ
)
は、さう
言
(
い
)
はれぬ
前
(
さき
)
に、
献
(
あ
)
げてしまうた。もう一
度
(
ど
)
献
(
あ
)
げらるゝやうであって
欲
(
ほ
)
しい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
しの「あなた盃を取って
献
(
あ
)
げて下せえな」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ヂュリ
有
(
あ
)
る
限
(
かぎ
)
りを
改
(
あらた
)
めて
獻
(
あ
)
げうために。とはいへ、それも、
畢竟
(
ひっきゃう
)
は、
戀
(
こひ
)
しいからのこと、
献
(
あ
)
げたいと
思
(
おも
)
ふ
心
(
こゝろ
)
も
海
(
うみ
)
、
戀
(
こひ
)
しいと
思
(
おも
)
ふ
心
(
こゝろ
)
も
海
(
うみ
)
の、
其
(
その
)
底
(
そこ
)
は
測
(
はか
)
り
知
(
し
)
られぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
平田は待ちかねたという風情で、「小万さん、一杯
献
(
あ
)
げようじゃアないかね」
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
献
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
“献”を含む語句
献酬
献立表
一献
献物
献立
献上
献納
数献
文献
献上物
式三献
献策
貢献
献言
献上博多
茶献上
献身的
献帝
献身
靖献遺言
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