“聖天様”のいろいろな読み方と例文
旧字:聖天樣
読み方割合
しょうてんさま60.0%
しょうでんさま40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドコの荒神様こうじんさまを信心すれば金談がまとまるとか、ドコの聖天様しょうてんさまは縁結びにあらたかだということは、江戸府内ならば大抵は暗記していて
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あの聖天様しょうてんさまは勝負事にいいとかいったような、御利益の持場は日頃から、よく心得ていたものですから、「姉さん、ここの神様は何の御信心に利くの……」
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
聖天様しょうでんさまには油揚あぶらあげのお饅頭まんじゅうをあげ、大黒様だいこくさまには二股大根ふたまただいこん、お稲荷様いなりさまには油揚をげるのは誰も皆知っている処である。
知らぬ知らぬ知りませぬい嬉しいもあなたと限るわたしの心を摩利支天様まりしてんさま聖天様しょうでんさま不動様妙見様日珠様にっしゅさまも御存じの今となってやみやみ男を取られてはどう面目が立つか立たぬか性悪者しょうわるものめとののしられ
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)