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炎熱
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えんねつ
ふりがな文庫
“
炎熱
(
えんねつ
)” の例文
彼はその三日の間を、宿の一室で暮したものの、その間の活躍ぶりは、
炎熱
(
えんねつ
)
灼
(
や
)
くがごとき外に出でて毎日二十キロの道を走るよりも数倍激烈なものであった。
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
宗助
(
そうすけ
)
が
東京
(
とうきやう
)
へ
歸
(
かへ
)
つたときは、
父
(
ちゝ
)
は
固
(
もと
)
よりまだ
丈夫
(
ぢやうぶ
)
であつた。
小六
(
ころく
)
は
子供
(
こども
)
であつた。
彼
(
かれ
)
は一
年
(
ねん
)
ぶりに
殷
(
さか
)
んな
都
(
みやこ
)
の
炎熱
(
えんねつ
)
と
煤煙
(
ばいえん
)
を
呼吸
(
こきふ
)
するのを
却
(
かへ
)
つて
嬉
(
うれ
)
しく
感
(
かん
)
じた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
大抵
(
たいてい
)
のひとが暑さにかまけて、
昼寝
(
ひるね
)
でもしているか、
涼
(
すず
)
しい船室を選んで
麻雀
(
マアジャン
)
でも
闘
(
たたか
)
わしているのに、ぼくは
炎熱
(
えんねつ
)
で
溶
(
と
)
けるような甲板の上ででも、あなたや内田さんと、デッキ・ゴルフや
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
然
(
しか
)
し
今
(
いま
)
の
塲合
(
ばあひ
)
何
(
なに
)
も
言
(
い
)
はずに
辛抱
(
しんばう
)
して
喰
(
く
)
つたが、
印度洋
(
インドやう
)
の
炎熱
(
えんねつ
)
が、
始終
(
しじう
)
其上
(
そのうへ
)
を
燒
(
や
)
く
樣
(
やう
)
に
照
(
てら
)
して
居
(
を
)
るのだから
堪
(
たま
)
らない、
其
(
その
)
晝食
(
ちうしよく
)
の
時
(
とき
)
、
一口
(
ひとくち
)
口
(
くち
)
にした
無邪氣
(
むじやき
)
の
少年
(
せうねん
)
は、
忽
(
たちま
)
ち
其
(
その
)
肉
(
にく
)
を
海上
(
かいじやう
)
に
吐
(
は
)
き
出
(
だ
)
して
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
かぶとをこがす
炎熱
(
えんねつ
)
に
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“炎熱”の意味
《名詞》
炎 熱(えんねつ)
夏の厳しい暑さ。
(出典:Wiktionary)
炎
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
“炎”で始まる語句
炎
炎々
炎天
炎上
炎暑
炎焔
炎威
炎尖
炎日
炎先