毎月まいつき)” の例文
またこれをたとへばあらまし三百六十五文はらふべき借金しやくきんを、毎月まいつき二十九文五づゝの濟口すみくちにて十二はらへば一年におよそ十一文づゝの不足ふそくあり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
会読かいどくは、毎月まいつききまったに六かいぐらいおこなわれました。よくできたひとにはしろまる、できなかったひとにはくろまる、わりあてられた文章ぶんしょうがぜんぶできたものには、しろい三かくのしるしをつけます。
いえ貧乏びんぼうなのに、不作ふさくがつづいて、ますます一は、くるしい生活せいかつおくっているので、きよは、毎月まいつきもらうお給金きゅうきんのうちから、幾何いくらかをおくって、おやたすけているのですが、それでもりないとみえて
北風にたこは上がる (新字新仮名) / 小川未明(著)
さうふやうにかんがへてると、我國わがくに經濟界けいざいかい基礎きそ堅固けんごのものにらずして早晩さうばん變動へんどうすべき状態じやうたいのものであつたので、あたかひと自分じぶん收入しうにふでは生計費せいけいひ不足ふそくぐるをもつ毎月まいつき借入金かりいれきんをして
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
たとへば日雇賃ひようちんにても借家賃しやくやちんにても其外そのほかもの貸借かしかり約束やくそく日限にちげんみないづれも一ウヰークにつき何程なにほどとて、一七日毎ひとなぬかごときりつくること、我邦わがくににて毎月まいつき晦日みそかかぎりにするがごとし。その一七日のとなへごと
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)