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ははどり
ふりがな文庫
“
母鳥
(
ははどり
)” の例文
「さあ、みんな
飛
(
と
)
んでごらん。あの
野原
(
のはら
)
の
高
(
たか
)
い
木
(
き
)
のところまで!」と、
母鳥
(
ははどり
)
は、三
羽
(
ば
)
の
子供
(
こども
)
たちに
自由
(
じゆう
)
に
飛
(
と
)
ぶことを
許
(
ゆる
)
したのでした。
平原の木と鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と
鳴
(
な
)
きながら、
雛鳥
(
ひな
)
が
匐
(
は
)
い
出
(
だ
)
してきました。それはばかに
大
(
おお
)
きくて、ぶきりょうでした。
母鳥
(
ははどり
)
はじっとその
子
(
こ
)
を
見
(
み
)
つめていましたが、
突然
(
とつぜん
)
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
母鳥
(
ははどり
)
は直ぐに来て飛びついた。もう
先刻
(
さっき
)
から
庭樹
(
にわき
)
の間を、けたたましく鳴きながら、あっちへ飛び、こっちへ飛び、
飛騒
(
とびさわ
)
いでいたのであるから。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
母鳥
(
ははどり
)
は、三
羽
(
ば
)
の
子供
(
こども
)
を
見
(
み
)
るたびに、
父鳥
(
ちちどり
)
にひと
目
(
め
)
でも
見
(
み
)
せてやりたく
思
(
おも
)
いました。それは、
畢竟
(
ひっきょう
)
、むなしい
願
(
ねが
)
いであると
知
(
し
)
りながら……。
平原の木と鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
翌
(
あく
)
る
日
(
ひ
)
もいいお
天気
(
てんき
)
で、お
日様
(
ひさま
)
が
青
(
あお
)
い
牛蒡
(
ごぼう
)
の
葉
(
は
)
にきらきら
射
(
さ
)
してきました。そこで
母鳥
(
ははどり
)
は
子供達
(
こどもたち
)
をぞろぞろ
水際
(
みずぎわ
)
に
連
(
つ
)
れて
来
(
き
)
て、ポシャンと
跳
(
と
)
び
込
(
こ
)
みました。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
「ああいいところです。これから、
毎日
(
まいにち
)
、いろいろめずらしいところへ
連
(
つ
)
れていってあげますよ。」と、
母鳥
(
ははどり
)
はいいました。
大きなかしの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「それは、
勇気
(
ゆうき
)
のある
鳥
(
とり
)
のすることですか。」と、
母鳥
(
ははどり
)
は、しかるごとくいったので、
子供
(
こども
)
たちは、くびをすくめて、だまってしまいました。
平原の木と鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
孤独
(
こどく
)
な、かしの
木
(
き
)
は、そのとき
熱心
(
ねっしん
)
に
耳
(
みみ
)
を
傾
(
かたむ
)
けていました。すると、
母鳥
(
ははどり
)
は、これに
答
(
こた
)
えて
大きなかしの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「きっと、そうだろう、
忘
(
わす
)
れていた
山奥
(
やまおく
)
の
林
(
はやし
)
や、
父鳥
(
ちちどり
)
や、
母鳥
(
ははどり
)
のことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
したのだよ。」と、
兄
(
にい
)
さんが、いいました。
兄
(
にい
)
さんも、いつしか、やまがらは
帰
(
かえ
)
ってこないと
思
(
おも
)
ったのでした。
山へ帰ったやまがら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ひな
鳥
(
どり
)
は、
母鳥
(
ははどり
)
とこんな
話
(
はなし
)
をしていました。
大きなかしの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“母”で始まる語句
母
母屋
母親
母子
母様
母娘
母家
母衣
母樣
母者人