“ははどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
母鳥55.6%
母鶏44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母鳥ははどりは直ぐに来て飛びついた。もう先刻さっきから庭樹にわきの間を、けたたましく鳴きながら、あっちへ飛び、こっちへ飛び、飛騒とびさわいでいたのであるから。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
母鳥ははどりは、三子供こどもるたびに、父鳥ちちどりにひとでもせてやりたくおもいました。それは、畢竟ひっきょう、むなしいねがいであるとりながら……。
平原の木と鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かつ去勢した雄鶏おす母鶏ははどりの代用として雛鳥ひなどりを親切に撫育ぶいくするから外国では盛に育雛いくすう用にも使われる。それもドウキングに限らない。雑種でも日本鶏でも去勢すればんなその通りになる。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
母鶏ははどりさん
十五夜お月さん (旧字旧仮名) / 野口雨情(著)