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朽果
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くちは
ふりがな文庫
“
朽果
(
くちは
)” の例文
この藩に居た所が何としても頭の
上
(
あが
)
る
気遣
(
きづかい
)
はない。
真
(
しん
)
に
朽果
(
くちは
)
つると云うものだ。どんな事があっても私は中津で朽果てようとは思いません。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
我れ知る我を
贖
(
あがな
)
う者は
活
(
い
)
く、後の日に
彼
(
か
)
れ必ず地の上に立たん、我この皮この身の
朽果
(
くちは
)
てん後われ肉を離れて神を見ん、我れ
自
(
みずか
)
ら彼を見奉らん
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
と云って都におりたくないから
出奔
(
しゅっぽん
)
したんだから、おいそれと帰りにくい所へ這入って、
親親類
(
おやしんるい
)
の目に
懸
(
か
)
からないように、
朽果
(
くちは
)
ててしまうのはむしろ本望である。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
丁度
(
ちやうど
)
普通
(
ふつう
)
の
蒸滊船
(
じようきせん
)
に
石炭
(
せきたん
)
の
缺乏
(
けつぼう
)
したと
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
で、
波上
(
はじやう
)
に
停止
(
ていし
)
したまゝ、
朽果
(
くちは
)
つるの
他
(
ほか
)
はありません。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「血までは、野に
朽果
(
くちは
)
てておらぬ」
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
其樣
(
そのやう
)
な
事
(
こと
)
が
如何
(
どう
)
して
出來
(
でき
)
ませう。
然
(
さ
)
れば
百計
(
ひやくけい
)
盡
(
つき
)
た
塲合
(
ばあひ
)
には、たとへ
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
と
共
(
とも
)
に
永久
(
えいきゆう
)
に
此
(
この
)
孤島
(
はなれじま
)
に
朽果
(
くちは
)
つるとも、
無謀
(
むぼう
)
に
本島
(
ほんたう
)
を
出發
(
しゆつぱつ
)
する
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ません。
君
(
きみ
)
よ
左樣
(
さう
)
でせう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
實
(
じつ
)
に
非常
(
ひじやう
)
の
手段
(
しゆだん
)
ではあるが、
今
(
いま
)
の
塲合
(
ばあひ
)
に
於
(
おい
)
て、
目的
(
もくてき
)
もなく、
希望
(
きぼう
)
もなく
漸
(
やうや
)
く
竣成
(
しゆんせい
)
せし
海底戰鬪艇
(
かいていせんたうてい
)
を
目前
(
もくぜん
)
に
瞻
(
なが
)
めつゝ、
空
(
むな
)
しく
此
(
この
)
孤島
(
はなれじま
)
に
朽果
(
くちは
)
てんよりは、
寧
(
むし
)
ろ
吾等
(
われら
)
の
採
(
と
)
る
可
(
べ
)
き
道
(
みち
)
は
是
(
これ
)
であらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
朽
常用漢字
中学
部首:⽊
6画
果
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“朽”で始まる語句
朽
朽木
朽葉
朽葉色
朽目
朽尼
朽縁
朽沈
朽敗
朽樹