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拷問
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がうもん
ふりがな文庫
“
拷問
(
がうもん
)” の例文
「
拷問
(
がうもん
)
や
牢問
(
らうと
)
ひは、牢番與力配下の
不淨
(
ふじやう
)
役人の仕事で、手前共手先御用聞の役目では御座いません、恐れ乍らその儀は御容赦を願ひます」
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
嚴敷
(
きびしく
)
拷問
(
がうもん
)
に掛られし所
終
(
つひ
)
に
包
(
つゝ
)
み
藏
(
かく
)
す事能はず是迄の
惡事
(
あくじ
)
追々
(
おひ/\
)
白状にぞ及びける又平左衞門が宅を
穿鑿
(
せんさく
)
なせしに
遣
(
つか
)
ひ
殘
(
のこ
)
りの金子六百兩出たり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いくら
拷問
(
がうもん
)
にかけられても、
知
(
し
)
らない
事
(
こと
)
は
申
(
まを
)
されますまい。その
上
(
うへ
)
わたしもかうなれば、
卑怯
(
ひけふ
)
な
隱
(
かく
)
し
立
(
だ
)
てはしないつもりです。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それから
彼女
(
かのぢよ
)
は
毎晩
(
まいばん
)
、
惡夢
(
あくむ
)
を
見
(
み
)
た。
片山
(
かたやま
)
が
後手
(
うしろで
)
に
縛
(
しば
)
り
上
(
あ
)
げられて
上
(
うへ
)
から
吊
(
つ
)
るされてゐる、
拷問
(
がうもん
)
の
夢
(
ゆめ
)
である。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
ベンヺ
拷問
(
がうもん
)
!
何
(
なん
)
の、
只
(
たゞ
)
まッすぐに
自白
(
はくじゃう
)
なされといふのぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
拷問
(
がうもん
)
偏奇館吟草
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
「それで足の指を並べて、縛つたに違ひあるまい。その上猿轡を噛ませれば、どんな
拷問
(
がうもん
)
にかけても、グウとも言へない筈だ」
銭形平次捕物控:275 五月人形
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
閉
(
とぢ
)
て居ければ此上は
詞
(
ことば
)
を以て諭さん樣もなく
拷問
(
がうもん
)
に及ぶより外はなしと思はれしなり然れども
猶
(
なほ
)
徐
(
しづ
)
かに長庵を見られ如何に長庵
札
(
ふだ
)
の
辻
(
つじ
)
人殺
(
ひとごろ
)
しの
罪
(
つみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
船虫
(
ふなむし
)
が
瞽婦
(
ごぜ
)
に身をやつして、
小文吾
(
こぶんご
)
を殺さうとする。それが一旦つかまつて
拷問
(
がうもん
)
された揚句に、
荘介
(
さうすけ
)
に助けられる。あの段どりが実に何とも申されません。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ロミオ
白状
(
はくじゃう
)
せいとは、
予
(
わし
)
に
拷問
(
がうもん
)
の
苦痛
(
くるしみ
)
をさせうとてか?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「明朝までに御墨附が返らなければ、生きてお前に逢ふのもこれ限りだ、——その娘とやらを
拷問
(
がうもん
)
にかけても、御墨附の
在所
(
ありか
)
を訊してくれ」
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
吟味
(
ぎんみ
)
に及ばれけるが只々
伊賀亮
(
いがのすけ
)
萬事を取計ひしゆゑ
委細
(
いさい
)
は存じ申さずと云に然らばとて常樂院其餘の者を
吟味
(
ぎんみ
)
するに是も同斷の答へゆゑ入牢の上嚴重に
拷問
(
がうもん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
縛つて
拷問
(
がうもん
)
にかけて、猫の子を何處へやつたか白状さしてくれと、氣違ひのやうになつて飛込んで來たお神さんがあつたが、あんなのは困るよ
銭形平次捕物控:170 百足屋殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
與母吉は
拷問
(
がうもん
)
にまで掛けられて居ると聽きましたが、
頑固
(
ぐわんこ
)
に口を
噤
(
つぐ
)
んで白状せず、事件はそれつ切り足踏みをして、正月十五日になつたのです。
銭形平次捕物控:047 どんど焼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
拷問
(
がうもん
)
でもされて見たいくらゐ——と言はうとして、さすがに氣がさして、お粂は默つてしまひました。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
言ふまでもなく用人相澤半之丞の妾お組といふのが、
雁字
(
がんじ
)
がらめにされて、水をブツかけられたり、弓の折れで打たれたり、芝居の
責
(
せめ
)
を其儘の
拷問
(
がうもん
)
にかけられて居るのです。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お前は亂暴でいけない。證據のない者を縛つて、
拷問
(
がうもん
)
にかけるのは、町方役人の恥だよ」
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
同じニセ首でも、こちとらのやうなのだと、いきなり縛り上げて
拷問
(
がうもん
)
にかけられる
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次、お蔭でよく解つたよ。明日は
拷問
(
がうもん
)
に掛けても萬三郎の口を割つて見せると利助は言つて居るが、この分ではそんな事をさせるわけには行くまい。此上とも利助に遠慮をせずに骨を
銭形平次捕物控:004 呪ひの銀簪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
品を替へ
責
(
せ
)
め立てますが、お吉は
執拗
(
しつあう
)
に口を
緘
(
つぐ
)
んで、悲しくも眼を伏せるばかり、まさか
拷問
(
がうもん
)
にかけるわけにも行かず、二三日の後には、石原の利助も少し持て餘し氣味になりました。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お、お倉ぢやないか、
拷問
(
がうもん
)
されて居るといふのは——」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“拷問”の解説
とは、被害者(拷問を受ける者)の自由を奪った上で、肉体的・精神的に痛めつけることにより、相手の意思や尊厳を破壊し、加害者(拷問を行う側)の要求に従うように強要する事。
特に拷問を受ける側の持つ情報を自白させる目的で行われる。
(出典:Wikipedia)
拷
常用漢字
中学
部首:⼿
9画
問
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
“拷問”で始まる語句
拷問倉
拷問具
拷問器
拷問所
拷問法
拷問蔵
拷問部屋