“小文吾”の読み方と例文
読み方割合
こぶんご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船虫(ふなむし)が瞽婦(ごぜ)に身をやつして、小文吾(こぶんご)を殺さうとする。それが一旦つかまつて拷問(がうもん)された揚句に、荘介(さうすけ)に助けられる。あの段どりが実に何とも申されません。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
小文吾(こぶんご)が牛の闘を見に行きました時の伴(とも)をしました磯九郎(いそくろう)という男だの、角太郎が妻の雛衣(ひなきぬ)の投身(みなげ)せんとしたのを助けたる氷六(ひょうろく)だの、棄児(すてご)をした現八の父の糠助(ぬかすけ)だの
正直ですら払底(ふってい)な世にそれ以上を予期するのは、馬琴(ばきん)の小説から志乃(しの)や小文吾(こぶんご)が抜けだして、向う三軒両隣へ八犬伝(はっけんでん)が引き越した時でなくては、あてにならない無理な注文である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)