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小文吾
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こぶんご
ふりがな文庫
“
小文吾
(
こぶんご
)” の例文
船虫
(
ふなむし
)
が
瞽婦
(
ごぜ
)
に身をやつして、
小文吾
(
こぶんご
)
を殺さうとする。それが一旦つかまつて
拷問
(
がうもん
)
された揚句に、
荘介
(
さうすけ
)
に助けられる。あの段どりが実に何とも申されません。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
小文吾
(
こぶんご
)
が牛の闘を見に行きました時の
伴
(
とも
)
をしました
磯九郎
(
いそくろう
)
という男だの、角太郎が妻の
雛衣
(
ひなきぬ
)
の
投身
(
みなげ
)
せんとしたのを助けたる
氷六
(
ひょうろく
)
だの、
棄児
(
すてご
)
をした現八の父の
糠助
(
ぬかすけ
)
だの
馬琴の小説とその当時の実社会
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
正直ですら
払底
(
ふってい
)
な世にそれ以上を予期するのは、
馬琴
(
ばきん
)
の小説から
志乃
(
しの
)
や
小文吾
(
こぶんご
)
が抜けだして、向う三軒両隣へ
八犬伝
(
はっけんでん
)
が引き越した時でなくては、あてにならない無理な注文である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
犬山
道節
(
どうせつ
)
が森鴎外で、色は黒、花では
紫苑
(
しおん
)
。
犬飼現八
(
いぬかいげんぱち
)
は森田思軒で、紫に
猿猴杉
(
えんこうすぎ
)
。犬塚
信乃
(
しの
)
が尾崎紅葉で
緋色
(
ひいろ
)
と
芙蓉
(
ふよう
)
。犬田
小文吾
(
こぶんご
)
が幸田露伴、栗とカリン。大法師が坪内逍遥で白とタコ。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
船虫
(
ふなむし
)
が
瞽婦
(
ごぜ
)
に身をやつして、
小文吾
(
こぶんご
)
を殺そうとする。それがいったんつかまって
拷問
(
ごうもん
)
されたあげくに、
荘介
(
そうすけ
)
に助けられる。あの段どりが実になんとも申されません。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
Mの次の
間
(
ま
)
へ引きとった
後
(
のち
)
、僕は
座蒲団
(
ざぶとん
)
を枕にしながら、
里見八犬伝
(
さとみはっけんでん
)
を読みはじめた。きのう僕の読みかけたのは
信乃
(
しの
)
、
現八
(
げんぱち
)
、
小文吾
(
こぶんご
)
などの
荘助
(
そうすけ
)
を救いに出かけるところだった。
海のほとり
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
吾
漢検準1級
部首:⼝
7画
“小文”で始まる語句
小文治
小文
小文学
小文字