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容躰
読み方 | 割合 |
ようだい | 83.3% |
ようたい | 16.7% |
案山子の
簑は、
三つともぴしよ/\と
音するばかり、——
中にも
憎かつたは
後から
行く
奴、
笠を
着たを
得意の
容躰、もの/\しや
左右を
眴しながら
前途へ
蹌踉く。
此身は
雲井の
鳥の
羽がひ
自由なる
書生の
境界に
今しばしは
遊ばるゝ
心なりしを、
先きの
日故郷よりの
便りに
曰く、
大旦那さまこと
其後の
容躰さしたる
事は
御座なく候へ
共
正しく
言ひしを
心頼みに
有るまじき
事とは
思へども
明日は
日暮も
待たず
車を
飛ばせ
來るに、
容躰こと/″\く
變りて
何を
言へどもいや/\とて
人の
顏をば
見るを
厭ひ