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地盤
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ぢばん
ふりがな文庫
“
地盤
(
ぢばん
)” の例文
さうしてこの
水田
(
すいでん
)
の
東西南
(
とうざいなん
)
の
三方
(
さんぽう
)
は
比較的
(
ひかくてき
)
に
堅
(
かた
)
い
地盤
(
ぢばん
)
を
以
(
もつ
)
て
圍
(
かこ
)
まれてゐる。かういふ
構造
(
こうぞう
)
の
地盤
(
ぢばん
)
であるから、
地震
(
ぢしん
)
も
比較的
(
ひかくてき
)
に
烈
(
はげ
)
しかつたであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
立
(
た
)
つて
見送
(
みおく
)
れば、
其
(
そ
)
の
婦
(
をんな
)
を
乘
(
の
)
せた
電車
(
でんしや
)
は、
見附
(
みつけ
)
の
谷
(
たに
)
の
窪
(
くぼ
)
んだ
廣場
(
ひろば
)
へ、すら/\と
降
(
お
)
りて、
一度
(
いちど
)
暗
(
くら
)
く
成
(
な
)
つて
停
(
と
)
まつたが、
忽
(
たちま
)
ち
風
(
かぜ
)
に
乘
(
の
)
つたやうに
地盤
(
ぢばん
)
を
空
(
そら
)
ざまに
颯
(
さつ
)
と
坂
(
さか
)
へ
辷
(
すべ
)
つて、
青
(
あを
)
い
火花
(
ひばな
)
がちらちらと
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此時
(
このとき
)
市街地
(
しがいち
)
の
大部
(
だいぶ
)
は
沈下
(
ちんか
)
して
海
(
うみ
)
となつたといふことも
記
(
しる
)
してあるから、
前記現象
(
ぜんきげんしよう
)
の
起
(
おこ
)
つた
場所
(
ばしよ
)
は
新
(
あたら
)
しい
地盤
(
ぢばん
)
たりしに
相違
(
そうい
)
なかるべく、
埋立地
(
うめたてち
)
であつたかも
知
(
し
)
れない。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
普通
(
ふつう
)
に
出來
(
でき
)
てゐる
水道鐵管
(
すいどうてつかん
)
は、
地震
(
ぢしん
)
によつて
破損
(
はそん
)
し
易
(
やす
)
い。
啻
(
たゞ
)
に
大地震
(
だいぢしん
)
のみならず、
一寸
(
ちよつと
)
した
強
(
つよ
)
い
地震
(
ぢしん
)
にもさうである。
特
(
とく
)
に
地盤
(
ぢばん
)
の
弱
(
よわ
)
い
市街地
(
しがいち
)
に
於
(
おい
)
てはそれが
著明
(
ちよめい
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
たとひ
多少
(
たしよう
)
強
(
つよ
)
い
地震
(
ぢしん
)
を
起
(
おこ
)
すことがあつても、それは
中流以下
(
ちゆうりゆういか
)
のものであつて、
最大級
(
さいだいきゆう
)
の
程度
(
ていど
)
を
遙
(
はる
)
かに
下
(
くだ
)
つたものである。
前
(
まへ
)
に
噴火
(
ふんか
)
の
前後
(
ぜんご
)
に
地盤
(
ぢばん
)
の
變動
(
へんどう
)
が
徐々
(
じよ/\
)
に
起
(
おこ
)
ることを
述
(
の
)
べた。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“地盤”の意味
《名詞》
地 盤(じばん)
大地の表面。地殻。
土台。下組。
(比喩的)勢力圏。活動するために拠点とする場所や範囲。
(出典:Wiktionary)
“地盤”の解説
地盤(じばん、en: ground、あるいはsoilground)とは、構築物(橋脚や建物等)の基礎を支える地面(地殻の表層部)のことである。
(出典:Wikipedia)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
盤
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
“地盤”で始まる語句
地盤不良
地盤沈下