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囘
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かへ
ふりがな文庫
“
囘
(
かへ
)” の例文
踵
(
きびす
)
を
囘
(
かへ
)
してツト
馳出
(
はせい
)
づればお
高
(
たか
)
走
(
はし
)
り
寄
(
よ
)
つて
無言
(
むごん
)
に
引止
(
ひきと
)
むる
帶
(
おび
)
の
端
(
はし
)
振拂
(
ふりはら
)
へば
取
(
とり
)
すがり
突
(
つ
)
き
放
(
はな
)
せば
纒
(
まと
)
ひつき
芳
(
よし
)
さまお
腹
(
はら
)
だちは
御尤
(
ごもつと
)
もなれども
暫時
(
しばし
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
彼れは努めて
元
(
もと
)
の冷靜に
囘
(
かへ
)
らうとしてゐたが手の震へをとゞめる事が出來なかつた。夫れを人々に知られるのを
惡
(
にく
)
んだ。
実験室
(旧字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
立停ると、
慌
(
あわただ
)
しくポケットを探りながら、クルリ
踵
(
きびす
)
を
囘
(
かへ
)
して、ツカ/\と林檎を賣る少女の前に突ツ立ツた。そして
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
其處
(
そこ
)
に
長髮
(
ちやうはつ
)
敝衣
(
へいい
)
の
怪物
(
くわいぶつ
)
を
見
(
み
)
とめなば、
寸時
(
すんじ
)
も
早
(
はや
)
く
踵
(
くびす
)
を
囘
(
かへ
)
されよ。もし
幸
(
さいはひ
)
に
市民
(
しみん
)
に
逢
(
あ
)
はば、
進
(
すゝ
)
んで
低聲
(
ていせい
)
に(
應
(
おう
)
)は?と
聞
(
き
)
け、
彼
(
かれ
)
の
變
(
へん
)
ずる
顏色
(
がんしよく
)
は
口
(
くち
)
より
先
(
さき
)
に
答
(
こたへ
)
をなさむ。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
毒
(
どく
)
がまだ
殘
(
のこ
)
って
居
(
ゐ
)
たら、それこそは
假
(
かり
)
の
命
(
いのち
)
から
實
(
まこと
)
の
命
(
いのち
)
へ
囘
(
かへ
)
らする
大妙藥
(
だいめうやく
)
!……まだ
温
(
ぬく
)
い、お
前
(
まへ
)
の
脣
(
くちびる
)
!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
囘
(
かへ
)
るべからず、いたづらに無效の聲と過ぎ去らじ
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
囘
(
かへ
)
り咲きの 梨花二三輪
山果集
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
風早學士は、覺えず首を
縮
(
ちぢ
)
めて、我に返ツた。慌てて後へ引返さうとして、勢込むで
踵
(
きびす
)
を
囘
(
かへ
)
す……かと思ふと、何物かに
嚇
(
おどか
)
されたやうに、
些
(
ちよツ
)
と飛上ツて、慌てて傍へ
飛退
(
とびの
)
き、そして振返ツた。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
囘
部首:⼌
5画
“囘”を含む語句
隈囘
一囘
巡囘
囘向院
囘向
這囘
迂囘
囘轉
囘々
次囘
年囘
第六囘
輪囘
経囘
逝囘
挽囘
御囘向
康囘
第一囘
囘起
...