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商家
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しょうか
ふりがな文庫
“
商家
(
しょうか
)” の例文
そのうちに、
子供
(
こども
)
は
大
(
おお
)
きくなったものですから、この
村
(
むら
)
から
程近
(
ほどちか
)
い、
町
(
まち
)
のある
商家
(
しょうか
)
へ、
奉公
(
ほうこう
)
させられることになったのであります。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
初代の家は
巣鴨
(
すがも
)
宮仲
(
みやなか
)
の表通りとも裏通りとも判別のつかぬ、小規模な
商家
(
しょうか
)
としもうた
家
(
や
)
とが軒を並べている様な、細い町にあった。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
路面に転っていると、群衆に踏みつぶされる
虞
(
おそ
)
れがあるので彼は
痛手
(
いたで
)
を
堪
(
た
)
えて、じりじりと、
商家
(
しょうか
)
の軒下へ、虫のように
匍
(
は
)
っていった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その
時分
(
じぶん
)
の
鎌倉
(
かまくら
)
は
武家
(
ぶけ
)
の
住居
(
やしき
)
の
建
(
た
)
ち
並
(
なら
)
んだ、
物静
(
ものしず
)
かな、そして
何
(
なに
)
やら
無骨
(
ぶこつ
)
な
市街
(
まち
)
で、
商家
(
しょうか
)
と
言
(
い
)
っても、
品物
(
しなもの
)
は
皆
(
みな
)
奥深
(
おくふか
)
く
仕舞
(
しま
)
い
込
(
こ
)
んでありました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
千八百四十四年、パリの
商家
(
しょうか
)
に生まれ、少年の頃から
書物
(
しょもつ
)
の中で育ったといわれるくらい
沢山
(
たくさん
)
の本を読みました。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
▼ もっと見る
下町は知らず、我々の住む山の手では、
商家
(
しょうか
)
でも店でこそランプを用いたれ、奥の
住居
(
すまい
)
では
大抵
(
たいてい
)
行灯
(
あんどう
)
を
点
(
とぼ
)
していた。家に
依
(
よっ
)
ては、
店頭
(
みせさき
)
にも旧式のカンテラを用いていたのもある。
思い出草
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
商家
(
しょうか
)
の町なので年の暮はなんとなく景気がよい。学校へも、お砂糖の折だの、みかんの箱だの炭俵だの、
供餅
(
おそなえ
)
だのが沢山もちこまれる。お席書がすめばその日から休みで、かえりには
蜜柑
(
みかん
)
がもらえる。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
牛女
(
うしおんな
)
の
子供
(
こども
)
は、ある
年
(
とし
)
の
春
(
はる
)
、
西
(
にし
)
の
山
(
やま
)
に
現
(
あらわ
)
れた
母親
(
ははおや
)
の
許
(
ゆる
)
しも
受
(
う
)
けずに、かってにその
商家
(
しょうか
)
から
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
して、
汽車
(
きしゃ
)
に
乗
(
の
)
って、
故郷
(
ふるさと
)
を
見捨
(
みす
)
てて、
南
(
みなみ
)
の
方
(
ほう
)
の
国
(
くに
)
へいってしまったのであります。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“商家”の意味
《名詞》
商家(しょうか)
商いをする家。商人の家。
(出典:Wiktionary)
商
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“商家”で始まる語句
商家抔
商家秘録