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双
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ふたつ
ふりがな文庫
“
双
(
ふたつ
)” の例文
旧字:
雙
前日
(
ぜんじつ
)
、
子
(
ね
)
の
口
(
くち
)
の
朝
(
あさ
)
の
汀
(
みぎは
)
に
打
(
う
)
ち
群
(
む
)
るゝ
飴色
(
あめいろ
)
の
小蝦
(
こえび
)
の
下
(
した
)
を、ちよろ/\と
走
(
はし
)
つた——
真黒
(
まつくろ
)
な
蠑螈
(
ゐもり
)
に
似
(
に
)
て
双
(
ふたつ
)
ながら、こゝに
其
(
そ
)
の
丈
(
たけ
)
十
丈
(
ぢやう
)
に
余
(
あま
)
んぬる。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それからまだ不たしかではあったのですが、サセックスの塋穴におけるミイラにされた死骸の上に見つけられた
双
(
ふたつ
)
の霊宝について、報知が来ました。
金の十字架の呪い
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
死際
(
しにぎわ
)
に汝らは兄弟なり必ず
讒誣
(
ざんぶ
)
に迷わされて不和を生ずるなと遺誡したが、前話同様野干の讒言を信用してどちらも反省せず相闘うて
双
(
ふたつ
)
ながら死んだとある
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
誉当の息子については、よしあしを伝へてゐぬが、其二月前、市村座の一月狂言の「
双
(
ふたつ
)
蝶々」の相撲場の与五郎は、彼の芸の芸らしいものになつた初めとして、伝へられてゐる。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
峰の松を
目的
(
めじるし
)
に、
此方
(
こなた
)
の道の分れ口、一むら
薄
(
すすき
)
立枯れて、
荒野
(
あれの
)
の草の
埋
(
うも
)
れ井に、
朦朧
(
もうろう
)
として
彳
(
たたず
)
むごとき、
双
(
ふたつ
)
の影ありと見えたるにも、
猶予
(
ためら
)
わず
衝
(
つ
)
と寄った。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
ざっと次のごとく事項を分け列ねた各題目の下に蛇についての諸国の民俗と伝説の
一斑
(
いっぱん
)
を書き集めよう、竜の話に出た事なるべくまた言わぬ故
双
(
ふたつ
)
参
(
あわ
)
せて欲しい。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
的面
(
まとも
)
に台に向いまして、ちちんぷいぷい、
御代
(
ごよ
)
の
御宝
(
おんたから
)
と言ったのだか何だか解りませぬが、口に怪しい呪文を唱えて、ばさりばさりと
双
(
ふたつ
)
の
腕
(
かいな
)
を、左右へ
真直
(
まっすぐ
)
に
伸
(
の
)
したのを
上下
(
うえした
)
に動かしました。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
双
常用漢字
中学
部首:⼜
4画
“双”を含む語句
双手
双眸
双方
双眼鏡
無双
双肩
双腕
一双
双頬
大力無双
双生
双刀
草双紙
双子
双親
双璧
双子縞
双幅
沙羅双樹
双葉
...