“双刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうとう50.0%
りゃんこ25.0%
だいしょう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
踏まえた宝鐙あぶみには、珠をちらし、着たるは紅紗こうさほうで、下に銀のくさりかたびらを重ね、ぬいの帯、そしてその繊手せんしゅは、馬上、右と左とに、抜き払った日月の双刀そうとうを持っているのであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
気障きざな事を云わねえがいゝ、別れるも何もねえじゃアねえか、あの女だって双刀りゃんこの妾、ぬしがあるものだから、そう何時いつまでも係り合っている気はねえのだが
けれどもその時分はマダ双刀だいしょうさなければならぬ時であるから、私の父の挟して居た小刀ちいさがたなすなわ𧘕𧘔かみしもを着るとき挟す脇差のさやを少し長くして刀に仕立て
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)