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低
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たれ
ふりがな文庫
“
低
(
たれ
)” の例文
しかるにひとりの男来り、さも
恥
(
はぢ
)
らふさまにて人の
後
(
うしろ
)
に
座
(
ざ
)
し
欲言
(
ものいはん
)
としていはず、
頭
(
かしら
)
を
低
(
たれ
)
て
泪
(
なみだ
)
をおとしけり、人々これをみれば
同村
(
おなじむら
)
の
某
(
なにがし
)
が
次男
(
じなん
)
也けり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此
(
この
)
雪いくばくの力をつひやし、いくばくの銭を費し、終日ほりたる跡へその夜大雪降り夜明て見れば元のごとし。かゝる時は
主人
(
あるじ
)
はさらなり、
下人
(
しもべ
)
も
頭
(
かしら
)
を
低
(
たれ
)
て
歎息
(
ためいき
)
をつくのみなり。
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
低
(
たれ
)
一言も
物
(
もの
)
云ず依て越前守は四郎左衞門善右衞門并に
井戸
(
ゐど
)
源次郎へ一々聲を
懸
(
かけ
)
られコリや憑司夫に居は四郎左衞門善右衞門
井戸
(
ゐど
)
源次郎成ぞ此源次郎が四郎左衞門抱の遊女
空
(
うつ
)
せみと云女を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此雪いくばくの
力
(
ちから
)
をつひやし、いくばくの銭を
費
(
つひや
)
し、
終日
(
しゆうじつ
)
ほりたる
跡
(
あと
)
へその夜大雪
降
(
ふ
)
り
夜
(
よ
)
明
(
あけ
)
て見れば
元
(
もと
)
のごとし。かゝる時は
主人
(
あるじ
)
はさら也、
下人
(
しもべ
)
も
頭
(
かしら
)
を
低
(
たれ
)
て
歎息
(
ためいき
)
をつくのみ也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
低
(
たれ
)
て
弱
(
よわ
)
りし
體
(
てい
)
に安間平左衞門は
傍
(
そば
)
に居たりしが
冷笑
(
あざわら
)
ひ
否早
(
いやはや
)
御前の樣に御心弱くては
表向
(
おもてむき
)
吟味
(
ぎんみ
)
の時は甚だ
覺束
(
おぼつか
)
なし
都
(
すべ
)
て物事は
根深
(
ねぶか
)
く
謀
(
はか
)
り決して
面色
(
かほいろ
)
に出さぬ樣なさねばならぬ事なり然るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
○さて幽霊は
影
(
かげ
)
も見えず、
源教
(
げんけう
)
は
炉
(
ろ
)
に
温
(
あたゝま
)
りて
睡眠
(
ねふけ
)
をもよほし、
居眠
(
ゐねふ
)
りしつゝ
終
(
つひ
)
に倒れんとして目をひらきしに、お菊が
幽霊
(
いうれい
)
何時
(
いつ
)
か
来
(
きた
)
りて
仏
(
ほとけ
)
に
対
(
むか
)
ひ、まうけたる
新薦
(
あらこも
)
の上に
坐
(
すは
)
り
頭
(
かしら
)
を
低
(
たれ
)
てゐたり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
低
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“低”を含む語句
低声
低頭
低聲
高低
低音
最低
低唱
低徊
低地
次低音
中低
頸低
低語
低空
背低
低湿
最低音
低気圧
低書
低山
...