“低湿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていしつ66.7%
ていしう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根津らしい低湿ていしつさのために、年中乾くことの無い土地ですが、踏み荒らすのを嫌って平次は、此処へは誰も入れないように、番頭の宇吉に頼んであるのでした。
わらくずなど、み散らしじくじく湿しめっていて、ねんじゅうぬかるみの絶えないような低湿ていしつな小路である。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
東西一里南北二里余、一望些少の凹凸おうとつなく、低湿ていしうにして一面湿草しうさうを生じ、所々に凹所ありて水をたたゆ、草あるところは草根によりて以てあし支持しじすれども、草なき所は湿泥しうでいあしぼつす、其危険きけん云ふべからず
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)