まさ)” の例文
呉王ごわう臺上だいじやうより、((孫子ガ))まさ愛姫あいきらんとするをおほいおどろき、すみやかに使つかひをしてれいくださしめていは
燕軍の再敗せること京師に聞えければ、廷臣のうちに、燕今はまさに北にかえるべし、京師空虚なり、良将無かるべからず、と曰う者ありて、朝議徐輝祖じょきそ召還めしかえしたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
偶〻たまたま藤床上、淵明の詩あるを見、因て取りて之を読む。欣然会心、日まさに暮れんとし、家人食に呼ぶも、詩を読むまさに楽く、夜に至つてつひに食に就かず。今之を思ふに、数日前の事の如く也。
しかるに伯夷はくい叔齊しゆくせいこれぢ、しう(三四)ぞくくらはず、首陽山しゆやうざんかくれ、つてこれくらふ。ゑてまさせんとするにおよんでうたつくる。いは
其子そのこいはく、「きづかずんばまさたうらんとす」と。その鄰人りんじんちちまたふ。くれにしてはたしておほい其財そのざいうしなふ。其家そのいへはなは(一〇一)として、鄰人りんじんちちうたがへり。