“りつざう”の漢字の書き方と例文
語句割合
立像100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花畑はなばたけへでもいてると、綺麗きれい蝶々てふ/\は、おびて、とまつたんです、ひと不思議ふしぎなのは、立像りつざうきざんだのが、ひざやはらかにすつとすはる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
のこぎりいて、をんな立像りつざうだけいてる、と鳥居とりゐは、片仮名かたかなのヰのつて、ほこらまへに、もり出口でぐちから、田甫たんぼなはてやまのぞいてつであらう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
てんめいじて、われをしてさしむる、美女たをやめ立像りつざうは、てのひらさいつゝんで、さく神秘しんぴむねめやう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
容姿端麗ようしたんれいとほ藤原氏時代ふぢはらしじだい木彫きぼりだとくが、ほそゆびさきまでいさゝかそんじたところがない、すらりとした立像りつざうの、法衣ほふえいろが、いまひとみうつつた萌黄もえぎなのである。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)