“りつぞう”の漢字の書き方と例文
語句割合
立像100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいわい、広場ひろばにはだれもいませんでした。ただ、高い台の上に立っている立像りつぞうが見えるばかりでした。ニールスは長いあいだ、その立像をながめていました。
夜叉神は石の立像りつぞうで、そのむかし渋谷の長者ちょうじゃの井戸の底から現われたと伝えられている。腫れものに効験ありと云うのであるが、その他の祈願をこめる者もある。
半七捕物帳:65 夜叉神堂 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ひらいて見れば、金無垢きんむくの観音の立像りつぞうでございます。裏を返して見れば、天民てんみんつゝしんでこくすとあり、厨子の裏に朱漆しゅうるしにて清水助右衞門としるして有りますを見て、清次は小首を傾け。