“よこぐも”の漢字の書き方と例文
語句割合
横雲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
差渡さしわたし、いけもつとひろい、むかうのみぎはに、こんもりと一ぽんやなぎしげつて、みどりいろ際立きはだてて、背後うしろ一叢ひとむらもりがある、なか横雲よこぐもしろくたなびかせて、もう一叢ひとむら一段いちだんたかもりえる。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぼく此小學校このせうがくかうはひわづ四年前よねんぜん此學校このがくかう創立さうりつされたので、それよりさら十年前じふねんぜんのこと、正月元日しやうぐわつぐわんじつあさでした、新年しんねん初光しよくわういままさ青海原あをうなばらはてより其第一線そのだいゝつせんげ、東雲しのゝめ横雲よこぐも黄金色こんじきそま
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ときたびに、色彩いろきざんでわすれないのは、武庫川むこがはぎた生瀬なませ停車場ていしやぢやうちかく、むかあがりのこみちに、じり/\としんにほひてて咲揃さきそろつた眞晝まひる芍藥しやくやくと、横雲よこぐも眞黒まつくろに、みねさつくらかつた
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)