“ゆづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
47.4%
23.7%
15.8%
湯漬10.5%
湯津2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「言ひましたよ、あつしの煙草入れの根附ねつけを見て、そいつは氣に入つたから、脇差と一緒にゆづつてくれ——一つて」
さうして、私は、あの所有物全部を彼女にゆづり渡す前に彼女がこの世に生れて來るのを確める爲めに待つてゐるのだ。
った実話じつわは、まだいくらでもございますが、そのおうわさはべつ機会おりゆづ
ときに、祖父おほぢわがまゝのわびだと言つて、麻袋あさぶくろを、烏帽子えばうしれたまゝ雪枝ゆきえゆづつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人は往々彼女を以て婦人の力のよく男子にゆづらざるの例とすれども、静かに思へ、人の信念の力や実にかくの如し。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
僕も小学時代には頭の大いなる少年なりしも、大島の頭の大いなるには一歩も二歩もゆづりしを記憶す。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「おお空腹か、そうであろう、誰か湯漬ゆづけを持って来い。……さてその間にきく事がある。もう本名を明かせてもよかろう」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「お食事の進みませんのはどうしたことでしょう。お湯漬ゆづけでもちょっと召し上がってごらんになりませんか」
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)
みことのりのままに奉ると申しければこのおとめを湯津ゆづのつまくしに取りなし、みずらにさし八醞やみおりの酒を八つのふねにもりて待ちたもうに、はたしてかの大蛇おろち来たれり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)