“ゆず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
譲53.1%
柚20.3%
柚子16.4%
遜6.3%
禅1.6%
讓1.6%
条0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「僕はまた、かりに一歩譲(ゆず)って、人間がそういう種類の動物であると仮定しても、そういう消極的な考えには服従していられないねえ」
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
柚餅子(ゆべし)のやうな菓子には、鉄斎が洒脱(しやだつ)な趣をもつた柚(ゆず)の絵を描いて居た。柿羊羹を台にした菓子の中の紙には、石埭(せきたい)が柿の画に詩を添へて居た。
菓子の譜 (新字旧仮名) / 岩本素白(著)
刺身、酢の物などは、もってのほかのことであり、お吸物の中に柚子(ゆず)の一端、青物の一切が落としてあっても食べられない。
泉鏡花先生のこと (新字新仮名) / 小村雪岱(著)
しかしそう云う自分がこの赤毛布にもこの小僧にも遜(ゆず)らないもっとも世話のかからない一人であったんだから妙なもんだ。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そこで堯帝はふたりの御娘を舜王に娶(めあ)わせて、後に帝位を禅(ゆず)られたという例がございます。……陛下。ご賢察を垂れたまえ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は親から讓(ゆず)られた土地に離れ兼ねて、私の方から進んで作男に入つたのでございます。
その皮粘りありて紙をすくに用ゆ。実も条(ゆず)に似て冬熟すれば甘美なり。『本草啓蒙』にその細子罌粟(けし)子のごとし。下種して生じやすしとあれど、紀州などには山中に多きも少しも栽培するを見ず。