トップ
>
禅
>
ゆず
ふりがな文庫
“
禅
(
ゆず
)” の例文
旧字:
禪
むかし
堯
(
ぎょう
)
の
御世
(
みよ
)
に、
娥皇
(
がこう
)
、
女英
(
にょえい
)
という二人の御娘がありました。堯が
舜
(
しゅん
)
に世を
禅
(
ゆず
)
ろうというとき、舜はこばんで受けません。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで堯帝はふたりの御娘を舜王に
娶
(
めあ
)
わせて、後に帝位を
禅
(
ゆず
)
られたという例がございます。……陛下。ご賢察を垂れたまえ
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「畏れ多いことですが、もう漢朝の運気は尽きています。御位を魏王に
禅
(
ゆず
)
り給うて、天命におしたがいあらんことを」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——先帝の名は
備
(
び
)
なり。備は、
備
(
そな
)
うるなり、また
具
(
そな
)
うるを意味す。後主の
諱
(
いみな
)
は禅にして
禅
(
ゆず
)
るの意をもつ。すなわち禅り授くるなり。劉氏は久しからずして
当
(
まさ
)
に他へ
具
(
そな
)
え
禅
(
ゆず
)
るべし」
三国志:12 篇外余録
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“禅”の意味
《名詞》
(読みはすべて「ぜん」)
何ごと(何もの)にも執着せず、また、それらに揺るがされることのない、落ちついて清く澄んだ静かな心のこと。また、さとりの境地のこと。
1のような心の状態に到達するための修行や生活のしかたのこと。しばしば比喩としても用いる。例:書(書道)は禅だ。
2のうち特に、坐禅のこと。また、瞑想のこと。
禅宗のこと。
天子が位を譲ること。禅位。→禅譲。
(出典:Wiktionary)
禅
常用漢字
中学
部首:⽰
13画
“禅”を含む語句
禅定
友禅
禅師
禅寺
友禅縮緬
禅刹
友禅染
禅杖
栄西禅師
禅堂
快庵禅師
禅宗寺
坐禅
野狐禅
禅那
修禅寺
南禅寺
禅尼
劉禅
禅家
...