“ゆづり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くゆれども一旦養子とせし上は是非なしとて其後家督かとくを主税之助にゆづりしが其砌そのみぎり平助は主税之助にむかひ我今度汝を養子とせしにより今度家督かとく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
このとき我はアダモのゆづりを受くるによりて睡りに勝たれ、我等五者いつたりみな坐しゐたりし草の上に臥しぬ 一〇—一二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
まうけ候は則ち藤五郎藤三郎にて是を主税之助の子となし御家督かとくゆづりくれ候樣平助末期まつご遺言ゆゐごん仕つりしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上夫は私しの親共よりゆづり金なりと云に越前守殿然すれば汝等は兄弟か兩人いへと云ば越前守殿ソレしばれとの聲につれ兩人を高手たかて小手にいましめ左右へ引すゑたり此時九助は其者の顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
兄がいはく、光る石をひろしは我がくはだてなり、なんぢは我がちからたすけしのみなり、光る石は親のゆづりにあらず、兄が物なり。家財かざいわかつならばおやのゆづりをこそわかつべけれ、あたふまじ/\。
兄がいはく、光る石をひろしは我がくはだてなり、なんぢは我がちからたすけしのみなり、光る石は親のゆづりにあらず、兄が物なり。家財かざいわかつならばおやのゆづりをこそわかつべけれ、あたふまじ/\。