“ゆづけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湯漬94.4%
湯潰5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど晩食ばんめしには少し間があった。宗助は楽々と火鉢のそば胡坐あぐらいて、大根のこうものみながら湯漬ゆづけを四杯ほどつづけざまにき込んだ。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
最後のはしを取って、湯漬ゆづけをかろく三膳食べた。高窓には、もう夕星ゆうずつが見え、辺りには暮色が立ちこめてきた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、ここの院主行祐ぎょうゆうが、頃をはかって湯潰ゆづけを出し、ともあれ彼方へと、用意の雅席へ、人々をうながして起った。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)