“夕星”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうずつ94.1%
ゆうぼし5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、竹伐たけきりの行事も終り、白い夕星ゆうずつに、昼間の熱鬧ねっとうもやや冷えてくると、山は無遍の闇の中に、真っ赤な大篝おおかがりの焔をたくさんに揚げはじめた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桐畠の周囲の木立は、大きくまばたく夕星ゆうずつもとに、青々と暮れ悩んでいた。
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
うさんくさい目つきをして、じぶんたちの挙動きょどう注意ちゅういしているらしい。蛾次郎がじろうは口をむすんで、あわてて夕星ゆうぼしへ顔をそらしながら
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)