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顧
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おも
ふりがな文庫
“
顧
(
おも
)” の例文
顧
(
おも
)
ふに生や師恩に私淑し、負ふところのものはなはだ多し。しかるに軽挙暴動、
妄
(
みだ
)
りに薫陶の深きに
負
(
そ
)
むく。その罪実に軽しとせず。
誰が罪
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
これ
豈
(
あ
)
に学問の独立を謀る所以の道ならん哉(謹聴、喝采)。
顧
(
おも
)
うに、皇家を
輔
(
たす
)
け天下の学者を優待するは、内閣諸君の責なり。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
顧
(
おも
)
うに彼
自
(
みず
)
からその短所を知りたるか。彼は四角なるフランクリンなり、彼は主我的にして、
較
(
ややもす
)
れば究屈なる
諸葛孔明
(
しょかつこうめい
)
なり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
顧
(
おも
)
ふに名とたからともとむるに心ふたつある事なし。
六一
文字てふものに
繋
(
つな
)
がれて、金の徳を
薄
(
かろ
)
んじては、みづから清潔と
唱
(
とな
)
へ、
六二
鋤
(
すき
)
を
揮
(
ふる
)
うて棄てたる人を
賢
(
かしこ
)
しといふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
顧
(
おも
)
えば女性の身の
自
(
みずか
)
ら
揣
(
はか
)
らず、年
少
(
わか
)
くして民権自由の声に
狂
(
きょう
)
し、
行途
(
こうと
)
の
蹉跌
(
さてつ
)
再三再四、
漸
(
ようや
)
く
後
(
のち
)
の
半生
(
はんせい
)
を家庭に
托
(
たく
)
するを得たりしかど、一家の
計
(
はかりごと
)
いまだ成らざるに、身は早く
寡
(
か
)
となりぬ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
▼ もっと見る
あるいは
斯計
(
かばか
)
りのことあらんは、予め期したることなるにと思い返し、よしよし万一
運
(
うん
)
拙
(
つたな
)
くして
斃
(
たお
)
れなば飲料用の
氷桶
(
こおりおけ
)
になりと
死骸
(
しがい
)
を
入
(
い
)
れ
置
(
お
)
くべしなど、今よりこれを
顧
(
おも
)
えば笑止に
堪
(
た
)
えずといえども
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
この極めて軽小なる事を以て、この極めて重大なるものと
易
(
か
)
う、
顧
(
おも
)
うに彼の眼中において果して
自
(
みずか
)
ら安んずる所あるか。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
顧
(
おも
)
うに、
若
(
も
)
し隈公にして
余
(
われ
)
のこれに
与
(
あず
)
かるを許さず、諸君にして余を
擯斥
(
ひんせき
)
するあるも、余は
尚
(
な
)
お
自
(
みず
)
から請うてこの事に従い、微力ながらも余が力を尽し
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
その外国に依頼して
而
(
しか
)
も変転自から操る所なき、かくの如し。
顧
(
おも
)
うに、これ学問を独立せしむるの妙術なる
乎
(
か
)
、全く断じてその然らざるを知るなり(謹聴、喝采)。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
“顧”の解説
顧(こ)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の93番目。
(出典:Wikipedia)
顧
常用漢字
中学
部首:⾴
21画
“顧”を含む語句
顧盻
顧客
顧眄
回顧
顧慮
振顧
相顧
後顧
一顧
眷顧
右顧左眄
左顧右眄
四顧
愛顧
顧視
贔顧
見顧
顧愷之
右顧
反顧
...