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音
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こゑ
ふりがな文庫
“
音
(
こゑ
)” の例文
ここに
天
(
あめ
)
の
佐具賣
(
さぐめ
)
一三
、この鳥の言ふことを聞きて、天若日子に語りて、「この鳥はその鳴く
音
(
こゑ
)
いと惡し。かれみづから射たまへ」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
巫子
(
かんなぎ
)
祝詞
(
のつと
)
をはり、湯の
沸上
(
わきあが
)
るにおよびて、
吉祥
(
よきさが
)
には釜の鳴る
音
(
こゑ
)
牛の
吼
(
ほ
)
ゆるが如し。
凶
(
あし
)
きは釜に音なし。是を吉備津の
御釜祓
(
みかまばらひ
)
といふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
福
(
さきはひ
)
のいかなる
人
(
ひと
)
か
黒髪
(
くろかみ
)
の
白
(
しろ
)
くなるまで
妹
(
いも
)
が
音
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
く 〔巻七・一四一一〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
北には
身延嶽
(
みのぶたけ
)
天をいただき、南には
鷹取
(
たかとり
)
が
嶽
(
たけ
)
雲につづき、東には
天子
(
てんし
)
の
嶽日
(
たけひ
)
とたけをなじ、西には又、
峨々
(
がゝ
)
として大山つづきて
白根
(
しらね
)
の
嶽
(
たけ
)
にわたれり。
猨
(
さる
)
のなく
音
(
こゑ
)
天
(
てん
)
に響き、蝉のさえづり地にみてり。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
女
(
をんな
)
の
音
(
こゑ
)
の
調
(
しら
)
べにしたがひて……。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
さる人はかしこくとも、さる
事
(
わざ
)
は賢からじ。
金
(
こがね
)
は
六三
七
(
なな
)
のたからの
最
(
つかさ
)
なり。土に
瘞
(
うも
)
れては
霊泉
(
れいせん
)
を
湛
(
たた
)
へ、不浄を除き、
妙
(
たへ
)
なる
音
(
こゑ
)
を
蔵
(
かく
)
せり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
御
(
み
)
堂のうしろの方に、
仏法
(
ぶつぱん
)
々々と
啼
(
な
)
く
音
(
こゑ
)
ちかく聞ゆるに、貴人
杯
(
さかづき
)
をあげ給ひて、
例
(
れい
)
の鳥絶えて鳴かざりしに、
今夜
(
こよひ
)
の
酒宴
(
しゆえん
)
に
一一八
栄
(
はえ
)
あるぞ。
紹巴
(
ぜうは
)
一一九
いかにと
課
(
おほ
)
せ給ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“音”の意味
《名詞》
(おと)空気や水等の物質を介して伝わる振動で、人の耳に達して感覚(聴覚)を生ずるもの。
(ね)美しい音や声。
(オン)漢字の読みのうち、漢字が伝わった当時の中国語の発音に基く読み方。音読み。
(出典:Wiktionary)
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“音”を含む語句
音信
音色
音響
跫音
声音
音声
中音
音問
足音
観音
音楽
高音
顫音
鳴音
轟音
水音
観音堂
大音
知音
觀音
...