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配
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はい
ふりがな文庫
“
配
(
はい
)” の例文
剰
(
あまつさ
)
へ
酔
(
よひ
)
に
乗
(
じよう
)
じて、
三人
(
さんにん
)
おの/\、
其
(
そ
)
の
中
(
うち
)
三婦人
(
さんふじん
)
の
像
(
ざう
)
を
指
(
ゆびさ
)
し、
勝手
(
かつて
)
に
撰取
(
よりど
)
りに、おのれに
配
(
はい
)
して、
胸
(
むね
)
を
撫
(
な
)
で、
腕
(
うで
)
を
圧
(
お
)
し、
耳
(
みゝ
)
を
引
(
ひ
)
く。
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あるひは言ふ水中にあつて卒中症を発したるならんと。時に年四十
又
(
ゆう
)
三なり。その
配
(
はい
)
中村氏は南畆先生が
外姑
(
がいこ
)
の
後裔
(
こうえい
)
なり。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
周将仕は再び府庁に往ってそのことを云ったので、許宣は許されることになったが、許宣を置く地方が悪いということになって、
鎮江
(
ちんこう
)
の方へ
配
(
はい
)
を改められた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
右翼に酒井
忠次
(
ただつぐ
)
と織田の援軍との混合隊を
配
(
はい
)
し、左翼に
石川
(
いしかわ
)
、小笠原、松平、本多の軍を置き、そのうしろぞなえにみずから本陣を張って
鶴翼
(
かくよく
)
のかまえをとった。
死処
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
また
按摩舞
(
あまのまい
)
の按摩は Amma すなわち母の義で、シヴァ神の
配
(
はい
)
ドゥルガを意味し、按摩舞はシヴァとドゥルガとが宴飲して酔歓をつくすさまを現わすのだそうであるが
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
▼ もっと見る
彼女は花びらを一つずつ用い草の葉や、草の実をたくみに
点景
(
てんけい
)
した。ときには
帯
(
おび
)
のあいだにはさんでいる小さい
巾着
(
きんちゃく
)
から、
砂粒
(
すなつぶ
)
ほどの
南京玉
(
なんきんだま
)
を出しそれを花びらのあいだに
配
(
はい
)
した。
花をうめる
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
治むる君の
配
(
はい
)
として、女神すべての長なりと 365
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
國沴
(
こくてん
)
大
(
おほい
)
に
笑
(
わら
)
つて、
馬鹿
(
ばか
)
め、おどかしたまでだと。これを
釋
(
ゆる
)
し、
且
(
か
)
つ
還俗
(
げんぞく
)
せしめて、
柳含春
(
りうがんしゆん
)
を
配
(
はい
)
せりと
云
(
い
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
病ニ罹リテ
起
(
た
)
タズ。実ニ癸丑六月十日也。享年五十六。
牛籠
(
うしごめ
)
ノ常敬寺ニ葬ル。
配
(
はい
)
田中氏善ク
疾
(
や
)
ミ子ナシ。翁ハ
躯貌
(
くぼう
)
肥大、風神
脱灑
(
だっさい
)
。而シテ人ト交ルヤ胸ニ
柴棘
(
さいきょく
)
ナシ。烏山侯ノ愛重スル所ト為ル。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
光明后を
配
(
はい
)
とする聖武帝にすら他に夫人があった。女はそれに慣らされていたかも知れぬ。東国の女が都にある夫を恋うる歌に、大和女の膝を枕にする時にも私を忘れてくれるななどというのもある。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
配
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“配”を含む語句
心配
配偶
配合
気配
分配
配下
支配人
配慮
目配
配偶者
手配
眼配
年配
配達
御心配
差配人
郵便配達
氣配
配分
勾配
...