-
トップ
>
-
贊成
>
-
さんせい
實際斯んな
發明は、
宗助から
見ると、
本當の
樣でもあり、
又嘘の
樣でもあり、
愈それが
世間に
行はれる
迄は、
贊成も
反對も
出來かねたのである。
阿部川と
言へば、きなこ
餅とばかり
心得、「
贊成。」とさきばしつて、
大船のサンドヰツチ、
國府津の
鯛飯、
山北の
鮎の
鮓と、そればつかりを
當にして、
皆買つて
食べるつもりの
『さうとも、
兒玉さん
僕の
言つたことはお
氣に
觸らんやうに
願ひます。
何卒その
大島小學校のことを
話して
貰ひたいものです』とハーバードは
前言のお
謝罪にオックスホードに
贊成した。
若し
作くるなら
學校から
出た
者が
作つたのでなければ、とても『
日の
出を
見ろ』の
一語で
我等が
感ずるやうな
物は
出來ないぞ、
如何だろう?』と
兒玉の
説いたのに
二人は
異議なく
贊成し
『
可かろう!』と
他の
二人は
贊成した。