贊成さんせい)” の例文
新字:賛成
實際じつさいんな發明はつめいは、宗助そうすけからると、本當ほんたうやうでもあり、またうそやうでもあり、いよ/\それが世間せけんおこなはれるまでは、贊成さんせい反對はんたい出來できかねたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
中西屋なかにしや結構けつかうです、近來きんらい益〻ます/\いやうです。さうだねきみ。』と兔角とかく言葉ことばすくない鈴木巡査すゞきじゆんさ贊成さんせいもとめた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
阿部川あべかはへば、きなこもちとばかり心得こゝろえ、「贊成さんせい。」とさきばしつて、大船おほふなのサンドヰツチ、國府津こふづ鯛飯たひめし山北やまきたあゆすしと、そればつかりをあてにして、みなつてべるつもりの
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『さうとも、兒玉こだまさんぼくつたことはおさはらんやうにねがひます。何卒どうぞその大島小學校おほしませうがくかうのことをはなしてもらひたいものです』とハーバードは前言ぜんげんのお謝罪わびにオックスホードに贊成さんせいした。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
くるなら學校がくかうからものつくつたのでなければ、とても『ろ』の一語いちご我等われらかんずるやうなもの出來できないぞ、如何どうだろう?』と兒玉こだまいたのに二人ふたり異議いぎなく贊成さんせい
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
かろう!』と二人ふたり贊成さんせいした。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)