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阿部川
読み方 | 割合 |
あべかは | 66.7% |
あべかわ | 33.3% |
ぞ呉れしかば
稍二百兩近くの金を
胴卷へ入古郷を
指て旅立ちしが先
阿部川へ立寄先年のお
兆を
阿部川と
言へば、きなこ
餅とばかり
心得、「
贊成。」とさきばしつて、
大船のサンドヰツチ、
國府津の
鯛飯、
山北の
鮎の
鮓と、そればつかりを
當にして、
皆買つて
食べるつもりの
浅間の
社で、
釜で甘酒を売る茶店へ休んだ時、鳩と
一所に
日南ぼっこをする婆さんに、
阿部川の
川原で、桜の頃は土地の人が、毛氈に
重詰もので、花の
酒宴をする、と言うのを聞いた。