トップ
>
貸金
>
かしきん
ふりがな文庫
“
貸金
(
かしきん
)” の例文
貸金
(
かしきん
)
の催促方なぞに頼まれて掛合に
往
(
ゆ
)
きまして、
長柄
(
ながつか
)
へ手を掛け、
威
(
おど
)
かして金を取って参りますから、調法ゆえ百姓が頼みますので
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いづれ
敵手
(
あひて
)
は
貸金
(
かしきん
)
の事から遺趣を持つて、その悔し
紛
(
まぎれ
)
に無法な
真似
(
まね
)
をしたのだらうつて、大相腹を立ててお
在
(
いで
)
なのだよ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
尤もそれは鼠が風俗を
紊
(
みだ
)
すとか、または象に
貸金
(
かしきん
)
があるからといふ為めではなく、鼠の恰好が chacanas といふ小さな動物によく
肖
(
に
)
てゐるからださうだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
貸金
(
かしきん
)
の
取
(
とり
)
たて、
店
(
みせ
)
への
見廻
(
みまわ
)
り、
法用
(
はうよう
)
のあれこれ、
月
(
つき
)
の
幾日
(
いつか
)
は
説教日
(
せつけうび
)
の
定
(
さだ
)
めもあり
帳面
(
ちやうめん
)
くるやら
經
(
けう
)
よむやら
斯
(
か
)
くては
身體
(
からだ
)
のつゞき
難
(
がた
)
しと
夕暮
(
ゆふぐ
)
れの
縁先
(
ゑんさき
)
に
花
(
はな
)
むしろを
敷
(
し
)
かせ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「いや、
些
(
ち
)
と
其
(
そ
)
のな、
商業
(
しやうげふ
)
の
取引上
(
とりひきじやう
)
、
俺
(
わし
)
に
貸金
(
かしきん
)
のあるものが
參
(
まゐ
)
つたで。
恥
(
はづか
)
しいわ、は、は。」
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
先
(
さ
)
つきの
貸金
(
かしきん
)
の
催促
(
さいそく
)
といひ、『
御返事
(
ごへんじ
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
ります』と
云
(
い
)
ひ、
皆
(
み
)
な
面白
(
おもしろ
)
い
話
(
はなし
)
だね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
両替が本業なのだが、貸し借りの
仲介
(
なかだち
)
、
貸金
(
かしきん
)
の取り立て、あたらしく
稼業
(
しょうばい
)
をはじめるものに
資本
(
もとで
)
の融通をしたり、その他、地所家作の口ききなど、金のことなら、頼まれれば、どんなはなしにも立つ。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
貸金
(
かしきん
)
はならぬ都の八重ざくらけふ現金の人ぞこひしき
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
“貸金”の意味
《名詞》
貸し付けた金銭。
(出典:Wiktionary)
貸
常用漢字
小5
部首:⾙
12画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“貸”で始まる語句
貸
貸家
貸借
貸浴衣
貸元
貸家札
貸遣
貸長屋
貸主
貸店