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脱
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ぬぎ
ふりがな文庫
“
脱
(
ぬぎ
)” の例文
徐々
(
そろ/\
)
脱
(
ぬぎ
)
かけ座敷へ上らんとするに下男の彌助心の
内
(
うち
)
彌々
(
いよ/\
)
迷惑
(
めいわく
)
に思ひ
奴
(
きやつ
)
に何とか云て何れにも
泊
(
とま
)
らぬやう追出して
仕廻
(
しまは
)
んともじ/\手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「それに自分の着物を畳みもせずに、
脱
(
ぬぎ
)
っぱなしで寝て了うなんて、それだから御父さんも、この
身上
(
しんしょう
)
は譲られないと言うんじゃないか」
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
かくてもあられねば
妻
(
つま
)
は
着
(
き
)
たる
羽織
(
はおり
)
に
夫
(
をつと
)
の
首
(
くび
)
をつゝみてかゝへ、
世息
(
せがれ
)
は
布子
(
ぬのこ
)
を
脱
(
ぬぎ
)
て父の
死骸
(
しがい
)
に
腕
(
うで
)
をそへて
泪
(
なみだ
)
ながらにつゝみ
脊負
(
せおは
)
んとする時
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
赤顔
(
あかがしら
)
を除き、
半臂
(
はっぴ
)
を
脱
(
ぬぎ
)
捨て、侍女の
薙刀
(
なぎなた
)
を奪ひ、
大口
(
おおくち
)
を
穿
(
は
)
きしまま小脇にかいこみたる形は、四天王但馬の妻と見えたり。
両座の「山門」評
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
と胸をはだけた、仕方をする気が、だらしはない、ずるッか脱げた両肌
脱
(
ぬぎ
)
で
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
すはやとて両人衣服を
脱
(
ぬぎ
)
すて水に飛入り
泳
(
およ
)
ぎよりて光る物を
探
(
さぐ
)
りみるに、くゝり枕ほどなる石なり、これを
取得
(
とりえ
)
て家に
皈
(
かへ
)
り、まづ
灶
(
かまど
)
の
下
(
もと
)
に
置
(
おき
)
しに光り
一室
(
いつしつ
)
を
照
(
てら
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
すはやとて両人衣服を
脱
(
ぬぎ
)
すて水に飛入り
泳
(
およ
)
ぎよりて光る物を
探
(
さぐ
)
りみるに、くゝり枕ほどなる石なり、これを
取得
(
とりえ
)
て家に
皈
(
かへ
)
り、まづ
灶
(
かまど
)
の
下
(
もと
)
に
置
(
おき
)
しに光り
一室
(
いつしつ
)
を
照
(
てら
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
行者はいかりたる
色
(
いろ
)
もなく、なにともいはず
衣服
(
きるもの
)
を
脱
(
ぬぎ
)
てかたへの
水楊
(
かはやなぎ
)
にかけ、
赤裸
(
あかはだか
)
になりて水を
浴
(
あ
)
み
寒
(
かん
)
まゐりする方をふしをがみ、武士の手をとりて
引起
(
ひきおこ
)
しければなにのくもなくおきあがり
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“脱”を含む語句
脱出
脱落
解脱
大肌脱
脱走
洒脱
膚脱
肌脱
脱衣場
脱然
脱衣婆
沓脱
脱兎
沓脱石
脱殻
蝉脱
藻脱
脱捨
脱棄
靴脱
...