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ふりがな文庫
“
聖書
(
バイブル
)” の例文
木村は常に机に向いていました、そして
聖書
(
バイブル
)
を読んでいたことだけは今でも思い出しますが、そのほかのことは記憶にないのです。
あの時分
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
無雑作に開いて見ると、これは
聖書
(
バイブル
)
だった。細い字が隙間なしに植えてある。まんざら漁師町に関係のないこともないと思って
聖書
(新字新仮名)
/
生田春月
(著)
如何
(
どう
)
考
(
かんが
)
へても
聖書
(
バイブル
)
よりは
小説
(
せうせつ
)
の
方
(
はう
)
が
面白
(
おもしろ
)
いには
違
(
ちが
)
ひなく、
教師
(
けうし
)
の
眼
(
め
)
を
窃
(
ぬす
)
んでは「よくッてよ」
派
(
は
)
小説
(
せうせつ
)
に
現
(
うつゝ
)
を
抜
(
ぬ
)
かすは
此頃
(
このごろ
)
の
女生徒
(
ぢよせいと
)
気質
(
かたぎ
)
なり。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
聖書
(
バイブル
)
にこういう
文句
(
ことば
)
があります。「一粒の麦、地におちて死なずば、ただ一つにて終わらん。死なば多くの実を生ずべし」
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
そのほか、空気清浄器や食糧いろいろの貯蔵もあり、娯楽用の小説やトランプもあり、
聖書
(
バイブル
)
とハンドブックもあった。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
聖書
(
バイブル
)
の
息吹
(
いぶ
)
きに満たされていた画家が、また明快なパストゥールほど、熱烈謙譲な信仰に貫かれていた学者が、ヨーロッパのいかなる国にいたかと反問した。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「ええもう静かすぎて淋しい位ですよ。でもそんな時、いつも
聖書
(
バイブル
)
を少しずつ読むことにしていますの。」
湖水と彼等
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「ええ。私の、
聖書
(
バイブル
)
の
綴
(
とじ
)
が切れてしまって、そこへ、ページの
端
(
はし
)
が飛びました」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それから『
聖書
(
バイブル
)
』にヨハネが千年後天魔獄を破り出て、世界四隅の民を惑わすと言ったを誤解して、紀元一千年が近くなった時全欧の民大騒ぎせし事、明治十四年頃世界の
終焉
(
おわり
)
が迫り来たとて
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
聖書
(
バイブル
)
を読んで、お父様やお母様のためにお祈りをしました。
瓶詰地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
小形の
聖書
(
バイブル
)
が何日でも
衣嚢
(
ポケツト
)
に入れてあつた。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
イプセンと
聖書
(
バイブル
)
、イプセンは常に
聖書
(
バイブル
)
だけは座右を離さなかったというから、これもまんざら関係がないでもないと思う。
聖書
(新字新仮名)
/
生田春月
(著)
帰ってどうしたか、
聖書
(
バイブル
)
でも読んだか、賛美歌でも歌ったか、みな忘れてしまいました。ただ以上の事だけがはっきりと頭に残っているのです。
あの時分
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
この籾をば、机の上においただけでは、いつまでたっても、一粒の籾でしかありません。キリスト教の
聖書
(
バイブル
)
のうちに
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
ある民衆が
聖書
(
バイブル
)
で身を養ってる間は、僕はそれをまったくの文化の民だとはけっして信じないだろう。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
聞
(
き
)
けば
聖書
(
バイブル
)
を
糧
(
かて
)
にする
道徳家
(
だうとくか
)
が二十五銭の
指環
(
ゆびわ
)
を
奮発
(
ふんぱつ
)
しての「ヱンゲージメント」、
綾羅
(
りようら
)
錦繍
(
きんしゆう
)
の
姫様
(
ひいさま
)
が
玄関番
(
げんくわんばん
)
の
筆助君
(
ふですけくん
)
にやいの/\を
極
(
き
)
め
込
(
こ
)
んだ
果
(
はて
)
の「ヱロープメント」
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
友人の世話で引受けてる陸軍省の安価な飜訳……徒らに書き散らしてる詩や雑文の原稿……盛岡で私淑していたフランス人の牧師から貰った
聖書
(
バイブル
)
……ファーブルやダーウィンなどの著書……重にロシアの小説の飜訳書……和装の古ぼけた平家物語……それからいろんなこまこましたもの。
野ざらし
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
朝一度晩一度、彼は必ず
聖書
(
バイブル
)
を読みました。そして日曜の朝の礼拝にも、金曜日の夜の
祈祷会
(
きとうかい
)
にも必ず出席して、日曜の夜の説教まで聞きに行くのでした。
あの時分
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「
聖書
(
バイブル
)
ですね」とKさんを見ると、Kさんのその貴族的な、いかにも旗本の血統を承けているらしいすっきりした顔は、微笑にゆるんで、やや得意の色があった。
聖書
(新字新仮名)
/
生田春月
(著)
福音書も旧約書の配剤がなければ、味のない不健全な料理にすぎない。
聖書
(
バイブル
)
は生きんことを欲する民衆の骨格なのだ。戦わなければいけない、憎まなければいけない。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
どうしてキリストにもっと興味を見出せないのか、自分でも分らなかった。それでも彼は教義を実行していた。家の者は皆教義を実行していた。祖父はよく
聖書
(
バイブル
)
を読んでいた。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
そして西国立志編は彼の
聖書
(
バイブル
)
である。
非凡なる凡人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼はかくて、
聖書
(
バイブル
)
の数ページをほとんど原文どおりに取ってきてそれを音楽に移した。
ジャン・クリストフ:10 第八巻 女友達
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
しかし現代においては、ヘンデルの時代における
聖書
(
バイブル
)
のように、ヨーロッパの各民衆のうちに共通な情操を喚起せしめ得るごとき、霊感的主題を見出すことが、至って困難であった。
ジャン・クリストフ:10 第八巻 女友達
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
上
(
うわ
)
の空で
丁寧
(
ていねい
)
に聞いてやり、一杯の茶を飲み、楽しげに冗談を言い、
聖書
(
バイブル
)
の中に述べられてる
葡萄
(
ぶどう
)
酒はアルコール分のある飲料ではなかったという意見を、飲み物のことから言い出し
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
彼は寝床にすわって燈火をつけた。ぐっしょり汗をかいていた。彼は立ち上がって、かばんを開き、ハンカチを捜した。手は古い
聖書
(
バイブル
)
にさわった。母がシャツの間に隠しておいてくれたものである。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“聖書”の解説
聖書(せいしょ、he: ביבליה、el: βιβλία、la: biblia)とは、キリスト教、ユダヤ教で教典、正典とされる書物。イスラム教でも教典とされている。
(出典:Wikipedia)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“聖”で始まる語句
聖
聖母
聖人
聖天
聖像
聖護院
聖者
聖旨
聖武
聖餐