“バイブル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聖書81.0%
新約全書9.5%
新約聖書4.8%
聖経4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無雑作に開いて見ると、これは聖書バイブルだった。細い字が隙間なしに植えてある。まんざら漁師町に関係のないこともないと思って
聖書 (新字新仮名) / 生田春月(著)
脱いだ袴を畳んで、桃色メリンスの袴下はかましたを、同じ地の、大きく菊模様を染めた腹合せの平生ふだん帯に換へると、智恵子は窓の前の机に坐つて、襟を正して新約全書バイブルを開いた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
その時に、私たちが持っていたものは、一本のエンピツと、ナイフと、一冊のノートブックと、一個のムシメガネと、水を入れた三本のビール瓶と、小さな新約聖書バイブルが一冊と……それだけでした。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
且つ又聖経バイブルの教ふるところれば天国てんこくかんとすれば是非ぜひとも小児せうにこゝろたざるべからず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)