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縁
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えに
ふりがな文庫
“
縁
(
えに
)” の例文
落し娘兩人は苦界へ
沈
(
しづ
)
み夫のみ成らで其身まで此世の
縁
(
えに
)
し淺草なる此
中田圃
(
なかたんぼ
)
の露と共に
消
(
きえ
)
て行身の
哀
(
あは
)
れさは
譬
(
たと
)
ふるものぞなかりける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
勝
(
すぐ
)
れたところをあげれば、才もあり智もあり、物に
巧
(
たくみ
)
あり、悟道の
縁
(
えに
)
しもある。ただ惜むところは
望
(
のぞみ
)
が大きすぎて破れるかたちが見える。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
(この辺までは幕の開くまでに済んで)
縁
(
えに
)
しも永き永代の、帰帆はいきな送り舟その爪弾きの糸による、情に身さえ入相の、
後朝
(
きぬぎぬ
)
ならぬ山鐘も、ごんとつくだの辻占に、燃ゆるほむらの篝火や……
斬られの仙太
(新字新仮名)
/
三好十郎
(著)
みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐり逢ひける
縁
(
えに
)
は深しな
源氏物語:14 澪標
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
實
(
げ
)
にいささめの
縁
(
えに
)
ながら、
空華
(
くげ
)
にはあらじ。
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
▼ もっと見る
そつとさし置たち出しが又立もどり
熟眠
(
うまひ
)
せし其顏
熟々
(
つく/″\
)
打ながめ
偶々
(
たま/\
)
此世で親と子に成し
縁
(
えに
)
しも斯ばかり
薄
(
うす
)
き
契
(
ちぎ
)
りぞ情なし然ど
汝
(
なんぢ
)
を抱へては親子が
畢
(
つひ
)
に
餓
(
う
)
ゑ死に外に
爲
(
せん
)
術
(
すべ
)
なきまゝに
可愛
(
いとし
)
我が子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
(この辺までは幕の開くまでに済んで)
縁
(
えに
)
しも永き永代の、帰帆はいきな送り舟その爪弾きの糸による、情に身さえ入相の、
後朝
(
きぬぎぬ
)
ならぬ山鐘も、ごんとつくだの辻占に、燃ゆるほむらの篝火や……
天狗外伝 斬られの仙太
(新字新仮名)
/
三好十郎
(著)
夕露にひもとく花は
玉鉾
(
たまぼこ
)
のたよりに見えし
縁
(
えに
)
こそありけれ
源氏物語:04 夕顔
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
實
(
げ
)
にいささかの
縁
(
えに
)
ながら、
空華
(
くげ
)
にはあらじ。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
算
(
かぞ
)
へ丁字屋ならば
娼妓
(
おひらん
)
も
澤山
(
たくさん
)
有
(
ある
)
故
(
ゆゑ
)
宜
(
よか
)
らんと山口巴の案内にて江戸町二丁目丁字屋方へ一同どや/\
登樓
(
おしあが
)
り千太郎には
頃日
(
このあひだ
)
出
(
で
)
たばかりなる小夜衣が
丁度
(
ちやうど
)
似合
(
にあひ
)
の相方と
見立
(
みた
)
てられしが互ひの
縁
(
えに
)
し如何につき合なればとてまだ日も
暮
(
くれ
)
ぬきぬ/\に心殘せど一座の手前其の日は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“縁”を含む語句
因縁
由縁
縁端
所縁
縁付
離縁
縁辺
縁者
川縁
縁取
河岸縁
縁飾
縁附
血縁
縁側
縁起
縁故
縁喜
笹縁
縁切
...