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種々
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くさ/″\
ふりがな文庫
“
種々
(
くさ/″\
)” の例文
種々
(
くさ/″\
)
なる旗章は其
尖
(
さき
)
に
翻
(
ひるがへ
)
れり。光景は
略
(
ほ
)
ぼ
拿破里
(
ナポリ
)
に似たれど、ヱズヰオの山の黒烟を吐けるなく、又カプリの島の港口に
横
(
よこたは
)
れるなし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
おもふ事なき身もと、すゞろに鼻かみわたされて、日記のうちには
今宵
(
こよひ
)
のおもふこと
種々
(
くさ/″\
)
しるして、やがて哀れしる人にとおもふ。
すゞろごと
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
言
(
い
)
ひつくすべくもあらず、
秋草
(
あきぐさ
)
の
種々
(
くさ/″\
)
數
(
かぞ
)
ふべくもあらじかし。
北八
(
きたはち
)
が
此作
(
このさく
)
の
如
(
ごと
)
きは、
園内
(
ゑんない
)
に
散
(
ちら
)
ばつたる
石碑
(
せきひ
)
短册
(
たんじやく
)
の
句
(
く
)
と
一般
(
いつぱん
)
、
難澁
(
なんじふ
)
千萬
(
せんばん
)
に
存
(
ぞん
)
ずるなり。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
主のつとめには
種々
(
くさ/″\
)
の
類
(
たぐひ
)
あり、或は難く或は易し、或は己れの利益に
適
(
かな
)
ひ、或は然らず、
基督
(
キリスト
)
我等に語りて曰く
主のつとめ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
種々
(
くさ/″\
)
の買物のほかに奈美女の好む甘き菓子、珍らしき
干物
(
ひもの
)
、又は
何処
(
いづこ
)
より手に入れ来るやらむ
和蘭
(
オランダ
)
の古酒なんどを汗みづくとなりて背負ひ帰るなんど、その
忠実々々
(
まめ/\
)
しさ。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
汲
(
くみ
)
米を
炊
(
かし
)
ぎ村方大半
呼寄
(
よびよせ
)
ての
大饗應
(
おほふるまひ
)
故村の
鎭守
(
ちんじゆ
)
諏訪
(
すは
)
大明神の
神主
(
かんぬし
)
高原備前
(
たかはらびぜん
)
并びに醫師
玄伯等
(
げんぱくら
)
を上座に居て料理の
種々
(
くさ/″\
)
は
興津鯛
(
おきつだひ
)
の
吸物
(
すひもの
)
鰯
(
いわし
)
に
相良布
(
さがらめ
)
の
奴茹
(
ぬた
)
の大
鮃濱燒
(
ひらめはまやき
)
鰌
(
どぜう
)
の
鼈煑
(
すつぽんに
)
などにて
酒宴
(
さかもり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「證據は山程ある。此度國元から老僕周吉と申す者が參り、七年に亙る探索で、其方の非曲の種々を調べ上げ、證據の
種々
(
くさ/″\
)
をその手文庫に入れてある、御上に差上ぐる前、見たくば後で見るが宜い」
銭形平次捕物控:294 井戸端の逢引
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
聞及びしかば大いに
驚
(
おどろ
)
き扨々我等が
不明
(
ふめい
)
故
(
ゆゑ
)
に罪無き杉戸屋富右衞門殿を
永々
(
なが/\
)
入牢
(
じゆらう
)
致させ
苦
(
くるし
)
めしこと何とも申譯なき
誤
(
あやま
)
り成りと思ひ平吉は
早速
(
さつそく
)
杉戸屋富右衞門方へ到つて
種々
(
くさ/″\
)
樣々
(
さま/″\
)
に是迄の
始末
(
しまつ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
安樂
(
あんらく
)
に送りお金は
終身
(
しうしん
)
不足
(
ふそく
)
なく此家に
仕
(
つか
)
へ
管伴
(
ばんたう
)
忠兵衞は此度の一件に附き
盡力
(
じんりよく
)
一方
(
ひとかた
)
ならざれば
褒美
(
はうび
)
として
宅持
(
たくもち
)
の通ひ
管伴
(
ばんたう
)
となり和吉も
種々
(
くさ/″\
)
の
褒美
(
はうび
)
ありしが三年の後長左衞門夫婦は隱居し長三郎は
主個
(
あるじ
)
となり和吉は
元服
(
げんぷく
)
して二番
管伴
(
ばんたう
)
となり其家ます/\
榮
(
さか
)
えたり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
種
常用漢字
小4
部首:⽲
14画
々
3画
“種々”で始まる語句
種々相
種々樣々
種々雜多
種々作
種々力
種々報
種々多様
種々雑多