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町外
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まちはづ
ふりがな文庫
“
町外
(
まちはづ
)” の例文
彼
(
かれ
)
は
夏休
(
なつやす
)
み
前
(
まへ
)
から、
少
(
すこ
)
し
閑靜
(
かんせい
)
な
町外
(
まちはづ
)
れへ
移
(
うつ
)
つて
勉強
(
べんきやう
)
する
積
(
つもり
)
だとか
云
(
い
)
つて、わざ/\
此
(
この
)
不便
(
ふべん
)
な
村同樣
(
むらどうやう
)
な
田舍
(
ゐなか
)
へ
引込
(
ひつこ
)
んだのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
翌朝
(
よくてう
)
まだ
薄暗
(
うすぐら
)
かつたが、
七時
(
しちじ
)
に
乘
(
の
)
つた
俥
(
くるま
)
が、はずむ
酒手
(
さかて
)
もなかつたのに、
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
の
午後
(
ごご
)
九時
(
くじ
)
と
云
(
い
)
ふのに、
金澤
(
かなざは
)
の
町外
(
まちはづ
)
れの
茶店
(
ちやみせ
)
へ
着
(
つ
)
いた。
屈竟
(
くつきやう
)
な
若
(
わか
)
い
男
(
をとこ
)
と
云
(
い
)
ふでもなく
年配
(
ねんぱい
)
の
車夫
(
くるまや
)
である。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
流
(
なが
)
し
何故
(
いか
)
にも
道理
(
もつとも
)
なる尋ねなり今日まで云ざりしが
實
(
じつ
)
は其方事七年前藤川宿の
町外
(
まちはづ
)
れに
棄
(
すて
)
て有しなり其時其方の
袂
(
たもと
)
に
書付
(
かきつけ
)
て有しは是なりと彼の
僧
(
そう
)
の
落書
(
らくがき
)
まで殘り無物語に及びければ久八は子供心に我が身の上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
罷り下り候へども道中の事故小兒の
乳
(
ちゝ
)
に
困
(
こま
)
り
果
(
はて
)
旅費
(
りよひ
)
の
貯
(
たくは
)
へとても
殘
(
のこ
)
り少なに
成
(
なり
)
漸々
(
やう/\
)
三州藤川宿迄で參りし折柄
不便
(
ふびん
)
には候得共
餓死
(
がし
)
せんよりはと存じ同宿の
町外
(
まちはづ
)
れへ
棄兒
(
すてご
)
に仕つり候然るに只今六右衞門久八兩人よりの申立を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“町”で始まる語句
町
町家
町中
町方
町内
町屋
町端
町人
町々
町角