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玉突
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たまつき
ふりがな文庫
“
玉突
(
たまつき
)” の例文
しかしその頃には
差当
(
さしあた
)
り生活には困らない理由があったので、
玉突
(
たまつき
)
や
釣
(
つり
)
などに退屈な日を送る
傍
(
かたわら
)
、小説をもかいて見た事があったが
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
が、いつだつたか、或る
雜誌
(
ざつし
)
にのつてゐたゴシツプによると、
文藝
(
ぶんげい
)
の
士
(
し
)
の
余技
(
よぎ
)
の内
玉突
(
たまつき
)
と寫
眞
(
しん
)
とでは
私
(
わたし
)
が
筆頭
(
ひつとう
)
ださうだ。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
晩
(
ばん
)
になると
倶楽部
(
くらぶ
)
に
行
(
い
)
っては
玉突
(
たまつき
)
をして
遊
(
あそ
)
ぶ、
骨牌
(
かるた
)
は
余
(
あま
)
り
好
(
この
)
まぬ
方
(
ほう
)
、そうして
何時
(
いつ
)
もお
極
(
きま
)
りの
文句
(
もんく
)
をよく
云
(
い
)
う
人間
(
にんげん
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
何でも兄から
玉突
(
たまつき
)
の歴史を聞いた上、ルイ十四世頃の銅版の玉突台をわざわざ見せられたような気がする。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
甚樣
(
じんさま
)
私
(
わた
)
しの
部屋
(
へや
)
へもお
出
(
いで
)
なされ、
玉突
(
たまつき
)
して
遊
(
あそ
)
びますほどに、と
面白
(
おもしろ
)
げに
誘
(
さそ
)
ひて
座
(
ざ
)
を
立
(
た
)
つ
姉君
(
あねきみ
)
、
早
(
はや
)
く
去
(
い
)
ねがしにはたはたと
障子
(
しやうじ
)
を
立
(
た
)
てヽ、
姉樣
(
ねえさま
)
これ、と
懷中
(
ふところ
)
より
半
(
なか
)
ば
見
(
み
)
せ
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
大開
(
おほはだ
)
けに
成
(
な
)
つた
足
(
あし
)
に、ずぼんを
穿
(
は
)
いて、
薄
(
うす
)
い
鶸茶
(
ひわちや
)
と
云
(
い
)
ふ
絹
(
きぬ
)
の、
手巾
(
ハンケチ
)
も
念入
(
ねんいり
)
な
奴
(
やつ
)
を、あぶらぎつた、じと/\した
首
(
くび
)
、
玉突
(
たまつき
)
の
給仕
(
きふじ
)
のネクタイと
云
(
い
)
ふ
風
(
ふう
)
に、ぶらりと
結
(
むす
)
んで、
表
(
おもて
)
の
摺切
(
すりき
)
れた
嵩高
(
かさだか
)
な
下駄
(
げた
)
に
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
晩
(
ばん
)
になると
倶樂部
(
くらぶ
)
に
行
(
い
)
つては
玉突
(
たまつき
)
をして
遊
(
あそ
)
ぶ、
骨牌
(
かるた
)
は
餘
(
あま
)
り
好
(
この
)
まぬ
方
(
はう
)
、
而
(
さう
)
して
何時
(
いつ
)
もお
極
(
きま
)
りの
文句
(
もんく
)
を
可
(
よ
)
く
云
(
い
)
ふ
人間
(
にんげん
)
。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
“玉突”で始まる語句
玉突場
玉突台