“文藝”の読み方と例文
新字:文芸
読み方割合
ぶんげい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、いつだつたか、或る雜誌ざつしにのつてゐたゴシツプによると、文藝ぶんげい余技よぎの内玉突たまつきと寫しんとではわたし筆頭ひつとうださうだ。
文藝ぶんげいにも哲學てつがくにもゑんのない彼等かれらは、このあぢつくしながら、自分じぶん自分じぶん状態じやうたい得意とくいがつて自覺じかくするほど知識ちしきたなかつたから、おな境遇きやうぐうにある詩人しじん文人ぶんじんなどよりも、一層いつそう純粹じゆんすゐであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
小宮先生は今は文壇ぶんだんよりも學かいの方に專念せんねんされるやうになつてしまはれたが、わたしれるかぎりの文藝ぶんげいみちたづさはる人たちの内では一ばんの、百五十てんといふ球突たまつきの名手である。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)