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ぶんげい
が、いつだつたか、或る
雜誌にのつてゐたゴシツプによると、
文藝の
士の
余技の内
玉突と寫
眞とでは
私が
筆頭ださうだ。
文藝にも
哲學にも
縁のない
彼等は、
此味を
舐め
盡しながら、
自分で
自分の
状態を
得意がつて
自覺する
程の
知識を
有たなかつたから、
同じ
境遇にある
詩人や
文人などよりも、
一層純粹であつた。
小宮先生は今は
文壇よりも學
界の方に
專念されるやうになつてしまはれたが、
私の
知れる
限りの
文藝の
道に
携はる人
達の内では一
番の、百五十
點といふ
球突の名手である。
麻雀と
文藝との
間には
何か一
種のつながりがあるやうな
氣持さへする。