“たまつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玉突36.8%
撞球31.6%
球突21.1%
撞球戲5.3%
玉槻5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、いつだつたか、或る雜誌ざつしにのつてゐたゴシツプによると、文藝ぶんげい余技よぎの内玉突たまつきと寫しんとではわたし筆頭ひつとうださうだ。
横浜に支店を持った宝沢——妻帯した彼——直一なおいちと名づけた子供——彼の酒癖——彼の撞球たまつき——彼の猟銃。
暴風雨に終わった一日 (新字新仮名) / 松本泰(著)
夜にりては「レローイ」珈琲館かひいかんと云えるに行きたま歌牌かるたの勝負を楽むが捨難すてがた蕩楽どうらくなりしが、一夜あるよ夫等それらの楽み終りて帰り来り、球突たまつきたわむれを想いながら眠りにつきしに
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
奧のつめなる室には、少年紳士等打寄りて撞球戲たまつきをなせり。婦人も幾人いくたりか立ちまじりたるに、紳士中には上衣を脱ぎたるあり。われは初め此社會の風儀のかくまで亂れたるをば想ひはからざりしなり。
「竹敷の浦廻うらみ黄葉もみぢわれ行きて帰り来るまで散りこすなゆめ」(同・三七〇二)という歌を作って居り、対馬娘子つしまのおとめ玉槻たまつきという者が
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)