“玉突場”の読み方と例文
読み方割合
たまつきば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
未亡人は麹町こうじまち平川町辺ひらかわちょうへん玉突場たまつきばを開いていた。そして玉突に来る学生四、五人を引きつれ、活動写真を見に行ったり銀座通や浅草あさくさ公園を歩いたりする。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
贅沢ぜいたく玉突場たまつきばの女主人に取入って、七、八年の間婬蕩いんとうな生活をつづけているうち、重吉は女から受ける屈辱に対して反動的な快楽をも感じるようになった。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)