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父君
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ちゝぎみ
ふりがな文庫
“
父君
(
ちゝぎみ
)” の例文
結びて
懷姙
(
くわいにん
)
なしゝ一子なるが
民間
(
みんかん
)
に成長して後
未見
(
みけん
)
の
父君
(
ちゝぎみ
)
將軍と成しかば證據
物
(
もの
)
を
携
(
たづさ
)
へて訴へ出たるなればよしお
世繼
(
よつぎ
)
とせざるまでも
登用
(
とりあげ
)
てもて
生涯
(
しやうがい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
色
(
いろ
)
のくつきりと
白
(
しろ
)
い、
口元
(
くちもと
)
は
父君
(
ちゝぎみ
)
の
凛々
(
りゝ
)
しきに
似
(
に
)
、
眼元
(
めもと
)
は
母君
(
はゝぎみ
)
の
清
(
すゞ
)
しきを
其儘
(
そのまゝ
)
に、
見
(
み
)
るから
可憐
(
かれん
)
の
少年
(
せうねん
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
父君
(
ちゝぎみ
)
にともなはれて新富座の樂屋に九代目市川團十郎をたづねたとき、坊ちやんも早く大きくなつて、好い芝居を書いてくださいと、笑ひながら言はれたのを、ただ、それだけならば
八歳の時の憤激
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
過ぎにし秋を
父君
(
ちゝぎみ
)
に
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
少年
(
せうねん
)
齡
(
よわひ
)
漸
(
やうや
)
く八
歳
(
さい
)
、
此
(
この
)
悲境
(
ひきよう
)
に
落
(
お
)
ちて、
回顧
(
くわいこ
)
してあの
優
(
やさ
)
しかりし
母君
(
はゝぎみ
)
の
姿
(
すがた
)
や、ネープルスで
別
(
わか
)
れた
父君
(
ちゝぎみ
)
の
事
(
こと
)
などを
懷
(
おも
)
ひ
浮
(
うか
)
べた
時
(
とき
)
は、まあどんなに
悲
(
かな
)
しかつたらう、
今
(
いま
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
今
(
いま
)
は
少
(
すこ
)
しく
色
(
いろ
)
淺黒
(
あさぐろ
)
くなつて、それに
口元
(
くちもと
)
キリ、と
締
(
しま
)
り、
眼
(
め
)
のパツチリとした
樣子
(
やうす
)
は、
何
(
なに
)
とも
云
(
い
)
へず
勇
(
いさ
)
ましい
姿
(
すがた
)
、
此後
(
このゝち
)
機會
(
きくわい
)
が
來
(
き
)
て、
彼
(
かれ
)
が
父君
(
ちゝぎみ
)
なる
濱島武文
(
はまじまたけぶみ
)
に
再會
(
さいくわい
)
した
時
(
とき
)
、
父
(
ちゝ
)
は
如何
(
いか
)
に
驚
(
おどろ
)
くだらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
君
常用漢字
小3
部首:⼝
7画
“父”で始まる語句
父
父親
父子
父母
父様
父娘
父御
父樣
父上
父爺