“ちゝぎみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
父君100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
過ぎにし秋を父君(ちゝぎみ)に
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
少年(せうねん)齡(よわひ)漸(やうや)く八歳(さい)、此(この)悲境(ひきよう)に落(お)ちて、回顧(くわいこ)してあの優(やさ)しかりし母君(はゝぎみ)の姿(すがた)や、ネープルスで別(わか)れた父君(ちゝぎみ)の事(こと)などを懷(おも)ひ浮(うか)べた時(とき)は、まあどんなに悲(かな)しかつたらう、今(いま)
今(いま)は少(すこ)しく色(いろ)淺黒(あさぐろ)くなつて、それに口元(くちもと)キリ、と締(しま)り、眼(め)のパツチリとした樣子(やうす)は、何(なに)とも云(い)へず勇(いさ)ましい姿(すがた)、此後(このゝち)機會(きくわい)が來(き)て、彼(かれ)が父君(ちゝぎみ)なる濱島武文(はまじまたけぶみ)に再會(さいくわい)した時(とき)、父(ちゝ)は如何(いか)に驚(おどろ)くだらう。