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無
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ぶ
ふりがな文庫
“
無
(
ぶ
)” の例文
そこに
球突塲
(
たまつきば
)
があつたので
無
(
ぶ
)
聊のまゝ
運動
(
うんどう
)
がてら二十
點
(
てん
)
といふ
處
(
ところ
)
あたりから
習
(
なら
)
ひ出したのが、病みつきの
初
(
はじ
)
めだつた。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
代助は其晩わざと
雨戸
(
あまど
)
を
引
(
ひ
)
かずに
寐
(
ね
)
た。
無
(
ぶ
)
用心と云ふ恐れが
彼
(
かれ
)
の
頭
(
あたま
)
には全く
無
(
な
)
かつた。彼は
洋燈
(
ランプ
)
を
消
(
け
)
して、
蚊帳
(
かや
)
の
中
(
なか
)
に
独
(
ひと
)
り
寐転
(
ねころ
)
びながら、
暗
(
くら
)
い所から暗い
空
(
そら
)
を
透
(
す
)
かして見た。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
キャラコさんは、他人の生活に
無
(
ぶ
)
遠慮に立ちいるようなたしなみのない娘ではない。
キャラコさん:04 女の手
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
之
(
これ
)
に附けても僕は日本大使館の
無
(
ぶ
)
風流を歎かざるを得ない。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「
無
(
ぶ
)
用
心
(
じん
)
だから」と云つた。
今迄
(
いままで
)
日の
透
(
とほ
)
る
澄
(
す
)
んだ空気の
下
(
した
)
で、
手
(
て
)
を
動
(
うご
)
かしてゐた
所為
(
せゐ
)
で、
頬
(
ほゝ
)
の
所
(
ところ
)
が
熱
(
ほて
)
つて見えた。それが
額際
(
ひたひぎは
)
へ
来
(
き
)
て
何時
(
いつ
)
もの様に
蒼白
(
あをしろ
)
く
変
(
かは
)
つてゐる
辺
(
あたり
)
に、
汗
(
あせ
)
が少し
煮染
(
にじ
)
み
出
(
だ
)
した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“無”の解説
無(む、无)とは、ないこと、存在しないこと。事物あるいは対象となる事柄が有を成さないといった様態及び概念。物体が物質的構成を成さないこと。一切の否定を一般化した表現。対義語は有。「定義されていない(未定義)」事とは意味合いが異なる場合がある。
(出典:Wikipedia)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“無”を含む語句
無情
無頼漢
無言
無上
無礼
情無
有無
無事
無益
南無阿弥陀仏
無邪気
無花果
無性
傍若無人
無明
無禮
無頓着
無聊
無精
無手
...